バーニング・ワイヤー 上 (文春文庫 テ 11-29)

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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167905019

作品紹介・あらすじ

人質はニューヨーク! リンカーン・ライム・シリーズ電力を操作して殺人を繰り返す凶悪犯を追うリンカーン・ライム。だが天才犯罪者ウォッチメイカーの影が…人気シリーズ第9弾。

感想・レビュー・書評

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  • ついに北京オリンピックが始まりましたね!

    わーわー言うてますが日本人なんて始まってしまえば結局熱中しちゃうんですよね
    ただ東京に続き今回も無観客ということで残念なことです
    結局テレビ観戦の身とはいえやはり現場の歓声が聞こえるのとそうでないのとでは盛り上がりが違います

    ちなみに今回の冬季オリンピックでなにかひとつ好きな競技を観戦していいとしたら何を選びますか?
    自分は寒がりなのでせめて屋内、フィギュアスケートやスピードスケート、アイスホッケーなんかもおもしろそうですが、やはり氷上のチェスとも言われるカーリングなんかいいですよね
    各チームの戦略なんか予想しながらゆっくりと観戦したいものです

    というわけで冬季オリンピック何かひとつ観戦していいと言われれば『カーリングがいいなー』

    さて『バーニングワイヤー』です

    今回のチームリンカーンの相手は電気を操る犯人です
    目に見えない電気を武器とする凶悪犯に戦々恐々とするチームリンカーンですが、いつもの科学捜査により早々に容疑者が特定されます

    はいはい途中で犯人がわかるパターンね

    ん?パターン?いやいやいやパターンなんて言葉を安易に使ったらジェフリー・ディーヴァーにまたしてもしてやられるに決まってる!パターンの裏をかいてくるのが…いや裏の裏、違う裏の裏の裏の裏?あれ?裏の裏は表だから…裏の表の裏の裏?
    あーもう下巻だ!

    (てかそもそも犯人が途中でわかるパターンのやつってなんだよ)

  • ソウルコレクターで起きた停電の
    怖さを、こちらでしっかり作品に
    仕立て上げる職人芸

  • コワ〜い:(;゙゚'ω゚'):
    電気コワ過ぎでしょ!

    前作のコンピュータ関係も苦手分野で難しい説明はチンプンカンプンだったけど笑
    今作の電気も難し過ぎる…
    でも怖いのだけは分かりすぎるので無問題ヽ(´▽`)/

    分からないなりに下巻にε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

  • リンカーン・ライムシリーズの第九作。

    言うまでもなく、この作者の魅力は、
    波乱万丈、二転三転、月面着陸するストーリー展開の上手さだ。
    罠にはまって感電したかと思われた永遠のルーキーは、
    感電を避けるためにアメリアにテーザー銃で撃たれただけだったりとか、
    犯人に近づく足音をかき消すように幸運にも動き出す発電機が、
    罠だったりとか、さらにひねり技が入るとか。

    でも今回、細かい人物描写も魅力の一つだと気が付いた。
    妻を亡くした後にニューヨークに来ることになり後ろめたさを感じる零細ゼネコンの社長、
    刑務所に入っている父親にバーを任されているが女に目のないぼんくら息子、
    ジャンクフード好きの少年の心と勇者の行動力を持つ発明家。
    いまさら、と言われそうだが。

    (下巻へ続く)

  • リンカーン・ライム・シリーズの第9作。電力網を使ったテロ事件にリンカーン・ライムとアメリア・サックスが挑む。

    上巻では、電力網を使ったテロの恐怖が描かれるが、やけにアッサリと犯人の正体と犯人の動機が判明する。これは下巻で大どんでん返しか、大きな展開があるのではと期待が膨らむ。何しろ、ジェフリー・ディーヴァーの作品である。このままで終わる訳が無い。

  • 元ニューヨーク市警の天才科学捜査官が、警察に協力して連続殺人鬼を追う『リンカーン・ライム』シリーズ第9作。下巻まで読了。
    ニューヨークを舞台に、電気を使った大量殺人の捜査と、宿敵ウォッチメイカーとの三度目の対決が描かれる。

    ライムとウォッチメイカーとの対決や対話はもっとじっくり見たかったところだけれど、短い描写でもふたりの関係性が表れていて良い場面だった。
    久しぶりにフレッドの活躍があったのも嬉しい。
    また、プラスキーの陥る災難が一応の解決を見たのには安堵したけれど、『コフィン・ダンサー』でサックスが味わった事件と展開が似ているように感じ、そこはちょっと気になるところ。

    しかし全体に相変わらずのクオリティで、楽しい読書だった。 

  • リンカーン・ライムシリーズ#9。

    電気こえー、ってなる本。

  • 感想は下巻。

  • リンカーンライムシリーズ9作目。今度の犯人は電気を操る。送電システムに入り込み、アークフラッシュという大電流が連続的に流れることにより生じる「まぶしい閃光と強烈な熱」によって人を焼死させる。そしてニューヨークへの送電を半減させろという無茶苦茶な要求を出してくる。人質はニューヨークの送電網。電気を操作することによってより多くの人間を瞬時に殺すことのできる犯人に対してライムたちはいつも通りの科学捜査によって犯人を追い詰めてゆく…。余談だが文庫版のあとがきで杉江松恋氏がウォッチメイカーの犯人に対するネタバレをしているので未読の方はご注意を。詳細→
    http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou19109.html

  • リンカーン・ライムシリーズ9作目。電気を操る犯人は比較的早い段階で判明したかに思えたが。並行してメキシコでのウォッチメイカーの動向も気になる。結末は期待どおりの驚きです。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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