ブーメラン 欧州から恐慌が返ってくる (文春文庫 ル 5-2)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167901950

作品紹介・あらすじ

『マネーボール』『世紀の空売り』に続く痛快金融ノンフィクションサブプライム危機で大儲けした男たちが次に狙うのは「国家の破綻」。アイスランド、アイルランド、ギリシャ、ドイツ、そして日本。

感想・レビュー・書評

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  • アイスランド、ギリシャ、アイルランドと国家財政が破たんした各国の事情の次になんでドイツと思いきや、破たん国家の背景でドイツの銀行が。う~ん。こんな風に世界はつながっているのかぁ。 目からうろこでした。
    序章の欧州危機を見通していた男の話はもっと知りたい。 しかもそれがテキサスに、、
    世の中知らないこと多いと改めて考えさせられた。

  • 翻訳は2014年63歳という若さで亡くなった東江一紀、解説は藤沢数希という「かずき」コンビなので、読まないわけにはいきません。作者は映画にもなった「マネー・ボール」をはじめ、金融の知識と経験を活かした話題作を量産するマイケル・ルイス。

  • リーマンショック後における欧州での金融危機について記した本。
    アイスランド、ギリシア、アイルランド、ドイツの状況が描かれています。
    個人的にはもう少し掘り下げて書いた方が良かったのではないかと感じました。どの国も掘り下げれば種々の話しがあるはずで、本書の記述は淡白な感じがしました。
    後日談的にアメリカ・カリフォルニア州のことが記載されていますが、この話はこれとして一つのノンフィクションとして成立するので、掘り下げた方が良かったのではないかと思いました。

  • 次の教皇への危惧を語っているだけに見える。

  • 「マネーボール」のマイケル・ルイスがマネー繋がりで、こんな地点まで到達していたとは!ただ、相変わらず固定概念に囚われている文化に対する、軽やかな辛辣さは相変わらずですが。ギリシャ、アイスランド、アイルランドの明日なき暴走、ドイツの偏執狂的なストイシズム、そしてアメリカの脳が壊れたような消費欲の連関。本書では名前が挙がるだけで、取材対象には入らなかったスーパー赤字国家、日本についてもし一章割かれていたらどんな感じか?怖いもの見たさで、読みたい!

  • マイケル・ルイスらしい皮肉を含んだギャグもありつつ、アイスランドとギリシャの話は面白く読めた。

  • 【『マネーボール』『世紀の空売り』に続く痛快金融ノンフィクション】サブプライム危機で大儲けした男たちが次に狙うのは「国家の破綻」。アイスランド、アイルランド、ギリシャ、ドイツ、そして日本。

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