食といのち (文春文庫 た 73-2)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167901912

作品紹介・あらすじ

いのちを養う「食」の深意を探る日本人必読の書母娘2代で食を探求してきた料理研究家が、日本の風土に適した「食といのち」をめぐり、福岡伸一ら各界の第一人者との考察を深める対談集。いのちを養う四季の粥、スープのレシピ付

感想・レビュー・書評

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  •  ①口から食べることが大切。免疫力、自然治癒力を高める。頑張ろうって意欲が出てくる。②朝はまず梅干にお茶 ③料理と看護は同じ(全人的)④玉露、煎茶を製氷皿で氷に。

  • 食べることは生きること。
    何を食べるか、これを疎かにしてはいけないと思わせてくれる本。

  • 食べることは生きる力。

  • 〈共感を越えた‘‘使命感’’を共に〉

    私たち人間の「食」を手元へと手繰り寄せて考えている生物学者、看護師、小児科医、倫理学者の四者と料理研究家の対談集。夏休みも九月の終りに読み進めて、久しぶりに読み終えようと企み読了した一冊。緑湧く谷戸の中に住む鎌倉人・辰巳芳子の言い記す「食」の土台となる生命観、倫理観に触れる一言一言を自分の身体に染み込ませるように読んでいたら、二日酔い後に味噌汁を欲するのと同じ感覚で、気付けば彼女の‘‘本物’’の食言を道標にせんと全身で欲していた。読了の後すぐに、近所に住む祖母へ会いに訪れて、いつも作ってくれるドライカレーを一緒に作り、その作り方を教わった週末を過ごした。次は昆布の煮たのも教わろう。

  • 口から食べる重要性
    食事によって自分と相手を大切にする

  • 料理は心から。

  • 【いのちを養う「食」の深意を探る日本人必読の書】日本の風土に適した「食といのち」をめぐり、福岡伸一ら各界の第一人者四人との対談集。いのちを養う粥、スープのレシピ付き。

  • 食物とは,自分の身体を物理的にも精神的にも形作るものである.これは自明だと思うのだが,自明と思えるだけの家庭環境にあったか,が現代では問われているのだろう.一歩踏み込んで人生哲学にも触れているが,その前段階の食こそ命なのだということを多くの人が理解すべきだろう.まさに衣食足りて礼節を知る,である.他者に気遣いができない根本は,この問題に他ならない.簡単な本です.是非多くの人に御一読頂きたい.

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著者プロフィール

料理研究家、エッセイスト。1924(大正13)年生まれ。料理研究家の草分けだった母・辰巳浜子のもとで家庭料理を学ぶ一方、西洋料理の研鑽も重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼する。鎌倉の自宅や周辺の施設でスープ教室を主宰し、高齢者や病気の方へスープを提供できるよう指導している。「大豆100粒運動を支える会」会長を務める。 著書に『辰巳芳子の旬を味わう -いのちを養う家庭料理』、『辰巳芳子 慎みを食卓に -その一例』(ともにNHK出版)がある。

「2020年 『辰巳芳子 ご飯と汁物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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