青い虚空 (文春文庫 テ 11-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (649ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167661106

作品紹介・あらすじ

護身術のHPを主宰するシリコン・ヴァレーの有名女性が惨殺死体で発見された。警察は周辺捜査からハッカーの犯行と断定。コンピュータ犯罪課のアンダーソン刑事は容疑者特定のため服役中の天才ハッカー、ジレットに協力を要請する-ゲーム感覚で難攻不落の対象のみを狙う連続殺人犯は何者か?息詰まるハッカー同士の一騎打ち。

感想・レビュー・書評

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  • 同様のテーマの著作は多数あるが、
    すごいな。
    コンピュータマニア
    ネットワークのハッキング
    (現実はこれを超えたか)

  • リンカーン・ライムシリーズと同じ作者だったので。

    面白いはず、と絶対的な作者への信頼感がありながらも、
    ハッカーの世界を扱ったこの作品は、かなり途中が苦しかった。
    「一般人」の身としては、
    コンピューターの話がどこで重要な要因となるかわからず、
    わからない言葉に必死で食らいつかざるを得なかった。
    もちろん素人にもわかるようにはしてあるのだが。

    さらに言わせてもらえば、
    偏見なのだとわかっていても、
    一流のハッカーがお芝居が上手というのはしっくりこないし、
    主人公の元妻の新しい恋人が「恋人」ではないのは、ばればれ。

    いや、面白かったんだけれど。

  • ジェフリー・ディーヴァーの単独作品。獲物のコンピューターに侵入し情報を集めてから殺す凄腕の殺人ハッカーに対抗するため警察は服役中の凄腕ハッカーを起用することに決めた。
    コンピューターの専門的なところは僕にはふわっとしかわからなかったが2人のハッカーの頭脳戦、ソーシャルエンジニアリングを活かした二転三転するストーリーはまさしくジェフリー・ディーヴァーのもので著者のリンカーン・ライムシリーズ等が好きな人は楽しめると思う。ただ登場人物の魅力に関してはライムシリーズには到底及ばない

  • 頼む囚人天才ハッカーあいつを捕まえて!小説。


    モヤポイント
    逃げた厚化粧の女の行方
    ワイアットさんの共感できない異常な愛情
    出会って3秒でハッキング
    内部犯を疑わない無能警察
    ショーンのショーンたいショーンもな

  • ハッキングで得た情報を素に殺人を犯す天才ハッカー『フェイト』と協力者『ショーン』、対抗の手段として警察は服役中の天才ハッカージレットを捜査に加えた。彼らはお互いの先を読み、更にその先を読み、更にその先を…パソコンさえあれば、そんな事やこんな事、あんな事までやってのける。出版された20年も前からすでにその危険が始まっていた恐怖。2人のハッカーの過去、ジレットと刑事ビショップ、ジレットと元妻のエピソードと読みどころも多い。ハッカー達の攻防の末の、ラスト100ページの畳み掛ける展開が凄まじかった。
    ちょっと泣かせてくれるエピローグまで満足させれくれたこの本、早くも今年のベスト5入りか!?

  • この後に書かれる「ソウルコレクター」の露払い的なお話。
    犯人にとって目障りな存在であるハッカーを殺す機会が何度もあったのに殺さず・・
    さらに細かな点は端折って、ハンマーで頭を2回殴られても無事だと思える人のみ読んでください。

  • PC,IT用語には疎いので 読むのに少し苦労。
    でも面白かった。最後もハッピーエンドを予想させて良し。
    ネットで買い物してクレジットカードで決算するのが
    少々怖くなった(笑₎

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    護身術のHPを主宰するシリコン・ヴァレーの有名女性が惨殺死体で発見された。警察は周辺捜査からハッカーの犯行と断定。コンピュータ犯罪課のアンダーソン刑事は容疑者特定のため服役中の天才ハッカー、ジレットに協力を要請する―ゲーム感覚で難攻不落の対象のみを狙う連続殺人犯は何者か?息詰まるハッカー同士の一騎打ち。

    誰が味方でだれが敵なのかわからなくなる。
    面白かったけど出版された当時に読んだらもっと最先端だったんだろうなとちょっと後悔。

    The blue nowhere by Jeffery Deaver

  • リンカーン・ライム、キャサリン・ダンス以外の作品。

    リンカーン・ライムシリーズ、キャサリン・ダンスシリーズともに、途中のどんでん返しが激しいジェフリー・ディーヴァーですが、この作品は、それらに輪をかけて、激しいどんでん返しが起きます。

    って言うか、ミステリーだとすれば、おきて破りの主人公?殺害が起きていたりします。そういう意味では、彼は主人公ではないと言う事なんでしょうけどね。それでも、ちょっとビックリと言うか、ひどいな(苦笑)

    でも、冷静に考えてみると、犯罪者と刑事が協力して事件解決にあたるという作品は、数多あるわけで、これもその一つと言う事になるわけですが、読んでいる最中は、どんでん返しや裏切り?があったりして、それどころではありませんでした。

    15年以上も前の作品ですが、その頃に、この様な作品を描いていたとは先見の明がありますね。

  • 斎藤孝先生おすすめのミステリーだったので、選んだ本。専門用語に慣れるまで、時間がかかった。中盤から、一気に読み終えてしまった。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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