グーグル秘録 (文春文庫 オ 3-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (663ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167651879

作品紹介・あらすじ

生々しい巨龍たちの激突を活写する! 成毛眞解説グーグル、アップル、フェイスブック。新旧メディアの野望と苦悩。大幹部たちにベテラン記者が直接取材、風雲急を告げるIT三国志!

感想・レビュー・書評

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  • 社内外多くのインタビューが織り込まれており、臨場感がある。立ち上げから2009年までを追いかけ、特にベンチャーとして成長してきた時期であるから余計にそうである。2年後くらいに続編がでればいいのに。

  • ニューヨーカーの記者が書いた2009年頃までのGoogleの歴史。類書に較べると、Google等ネットに翻弄される旧メディアへの動向も分量をとって追ってるのが特徴。技術面の掘り下げはそれほどでもない。

  • 働く時間の20%は自分の興味のある事に使っていい。不可能という言葉に健全な疑問を持とう。無料でサービスを提供し、ホームページには広告を載せない。。わずかな期間で巨大な企業になったグーグルの今後が楽しみになる

  • 【生々しい巨龍たちの激突を活写する! 成毛眞解説】グーグル、アップル、フェイスブック。新旧メディアの野望と苦悩。大幹部たちにベテラン記者が直接取材、風雲急を告げるIT三国志!

  • 資料的価値が高いので、捨てないで保存。

  • 「本当に完全な検索を実現するためには、過去に出版されたすべての本を対象に含まなければならない、というのだ。」

    グーグルの初期から描かれた作品。
    この本を読む事で、グーグルの創業者二人の情熱を測ることができる。旧メディアとの戦い、止まらない成長、邪悪でないために、と多くの経営哲学を学ぶ事ができる。やはりIT業界は企業の浮き沈みが激しく、多くのサービスが表れては消えるのが面白い。そこで生き残るためには、常に革新的であることが求められるのであろう。

  • 圧倒的内容、密度の書籍だと思います。IT に興味のあるエンジニアのみにかかわらず、経済について興味のある人に対しても、よい知見が得られる書籍ではないでしょうか。

    Google の誕生から2009年度までの成長を、Google からの観点だけではなく、周辺のメディアからの視点も含めて書かれているのがおもしろい。
    多くの参考文献、インタビュー内容をもとにしており、Google の外側をみて語られる経済誌とは違い、1行1行に当事者だからこその言葉の重みを感じられます。

    華々しい活躍が目をひくGoogle ではありますが、ユーザを第一にしていたからこその悩みや、周辺メディアからの軋轢があり、文字としてみると淡々と書かれているものの、Google のような独自の理念を強く持つ企業、そして影響力を持つゆえの困難であることは間違いない。これらの問題に対して、Google のトップたちがどのように考え、どういった判断を下してきたのかを知るのは、大国の歴史を学ぶことと同義といえるかもしれない。

    自分もエンジニアという立場から、Google という文字に惹かれて読みはじめてみたんですが、内容の濃さに目を見張り、ページ数が文庫にしては多いものの、読み進むのはとても爽快でした。

  • 読む前から薄々気付いてはいたのだが、我々はインターネットやスマートフォンから、多くの恩恵を受けるのと同時に、同じくらい多くの情報も提供していたのだ。

    本書はグーグル創業者であるラリー・ペイジとサーゲイ・ブリン、そして現在は会長職であるエリック・シュミットらグーグル幹部と、ライバル企業の経営者などへのインタビューを中心に構成されている。以前から疑問を感じていたのだが、コンテンツの多くを無償提供しているグーグルの収益源についても、かなり詳しく書かれている。

    グーグルでは「邪悪になってはいけない」という企業理念を掲げ、収集したその膨大な情報を管理しているそうだ。しかし従業員が数万人規模の巨大企業になった今では、邪悪の解釈も従業員数に比例し拡大しているのではないだろうか。あの電力会社やあの鉄道会社だって、自分たちが邪悪だなんて微塵も考えていなかったに違いない。

    今までのWebページ閲覧履歴やネットショッピングの情報などで、相当に好みや趣味が分析されている事だろうと思う。もしかしたらグーグルは家族以上、いや自分自身以上に自分の嗜好を知っているのかもしれない。
    インターネットの誕生によって、生活や仕事が格段に改善された事は否定できないが、改めてネット社会との付き合い方を考える一冊となった。

  • それはもう大変勉強になりました。この本で広告業界やメディア業界、IT業界のことがビジネスモデルやテクノロジートレンド、はたまた有名ビジネスマンの考え方やら何をしたかなどもわかり、本当に読んでよかった!

  • 経営学の本でした。日本の自動車メーカーの社長の自伝のようにスラスラ読めました。自分は使っていないリナックスについての記事もあり興味深かったです。グーグルという身近な品物についての内容だし、分厚く、大変読みごたえがありました。

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