- Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167651152
作品紹介・あらすじ
現在、保存食品といえば「非常食」といったイメージが強い。しかし、ふだん私たちが口にしているチーズやソーセージ、缶詰などももともとは伝統的な保存食品だった。それらは先駆者たちの苦闘により開発され、人類の発展に寄与してきた。食糧の保存と貯蔵こそ文明の源だった。先史時代から現代まで、保存食品開発の歴史を追う。
感想・レビュー・書評
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この本が新品で買えない、電子書籍も出てないのはもったいない。
書店で見かけたが手持ちのお金が心許なくて次回買おうと思ってたのに、次に書店に行ったら見当たらなくなっていて、人づてに遠隔地の古本屋から購入した本。そこまでして買ってよかったと言える本。1カ所赤ボールペンでの書込があったのでめちゃくちゃ安かった(あ、それ気になりますよねって内容だった)。
大航海時代が舞台のゲームを遊んでいたので、当時の食品保存が気になったので書店で手に取った。
缶詰やレトルト、乾物、冷蔵庫や冷凍庫、温度管理が出来るコンテナやトラックと流通網、電気を崇め奉りたくなってくる面白い内容。
低温での保存が出来るようになる前の苦闘の歴史を読んでいるだけでも楽しい(その時代に生まれてたらおなか壊して死にそう)。
再読したいんだけどどこにしまったかなあ…電子書籍で出たらホイッと買いたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現在、保存食品といえば「非常食」といったイメージが強い。しかし、ふだん私たちが口にしているチーズやソーセージ、缶詰などももともとは伝統的な保存食品だった。それらは先駆者たちの苦闘により開発され、人類の発展に寄与してきた。食糧の保存と貯蔵こそ文明の源だった。先史時代から現代まで、保存食品開発の歴史を追う。
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B588.9-シエ 000367359
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しかしまぁ大航海時代は地獄だね。
食料の腐敗との戦いだね。
すごいね。
缶詰の部分の商としてのイギリス人のしたたかさはよくわかるね。
冷蔵技術の進歩
気化熱ってけっこう前から使われてたのね。
大変勉強になった。
面白かったです。 -
2009/
2009/
読みたい。 -
古代から現代までの保存食品の考案と変遷を綴ったエッセイ.(学術論文ではない)
読んでいて「これはしまった」と思ったのは,著者が英国人であるということで,つまり,紹介される保存食品がみないかにも不味そうな描かれ方をしているのである.
いや,書いている本人にしてみるとそんなことはないのかもしれないが,グチャグチャのクサクサでも割と平気な筆致で書いてあるので,読みながら食慾をそそられることはあまりない.また,戦時中や銃後の粗末で不味そうな保存食品について述べる時には妙にノリが良いのも薄気味悪い.
なお,題材の取り上げ方が恣意的でムラも多いので,リファレンスとして使うには向かない.例えばインスタントラーメンに関する記述は殆ど無いし,乾燥パスタなども同様.耳馴染みの無いハーブや調味料の名称なども,和訳の際には註釈が欲しかった.
不思議な初歩的間違いとして「電子レンジは放射線漏れの危険があるため宇宙ステーションでは使えない」との記述があるが,それが原文起因か誤訳か不明.宇宙ステーションで電子レンジが使われていないのは,アルミ箔を使ったレトルトパックは電子レンジで温められないのと,電磁波干渉のためである.問題にするほどの量の放射線は出ない.
メモ: 仏アペールの瓶詰製法と,それが缶詰に取って代わった経緯についての詳説があるので参考になる. -
読みかけ。
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食品添加物の話しかとおもって購入したら,古来からの保存食の変遷の話でした.面白いけど,かなりマニアックです.小説やらゲームの設定に使えそうな感じでした.ソーセージって保存食だったのね。。。
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割と前に読んだ本だったりしますが、再読してやっぱスゲー面白かった。<BR>
いやもう実に興味深くて大変楽しい本でございますよ。<BR>
様々なジャンル・土地の保存食品の歴史や種類が多岐に渡って紹介されており、思わずスーパーの缶詰とかいった保存食品コーナーに足を向けてニヤニヤしたくなります。そしてそれら保存食品が生鮮食品がよりも高い現状に「驚く」事になるかもしれません。<BR>
単純に読み物として素晴らしいんですが、特に自分で創作事してる人は読むといいですよー。食生活って物語を描く上で大事ですから。<BR>