栄光なき凱旋 上 (文春文庫 し 35-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167131111

感想・レビュー・書評

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  • 著者の作品を久しぶりに読んだ。今まで読んだ作品と異なる感じを受けた。どんどん読めるんだけど、ワクワク感が少ないと言うか。長編でまだまだ冒頭というのもあるのかもしれないが。もう読みたくない感じではないので、とりあえず続きを読んでみたい。

  • 第二次世界大戦中の在ハワイ日系人にスポットを当てた作品。
    理不尽で不当な差別を強いられたが、意外と知られていない事実ではないでしょうか。
    アメリカにとって日本は敵国ですから…

    色々教えてもらった作品です。

  • 歴史の勉強にもなる

  • 祖母が日系二世で仕事失ったとか収容所に入ったとか聞いていたので
    この本は興味深かった。

  • 1911 あんまり著者らしくない作品の印象。まだ内容に入り込めず少し長く感じました。これからに期待!

  • 180719*読了
    あまり戦争にまつわる小説は読まないのですが、義父から譲り受けたので読んでみました。
    日本からの視点ではなく、アメリカで生まれ育った日系2世のジョー、ヘンリー、マットそれぞれの物語。
    アメリカで生まれ育ったのだから、自分はアメリカ人だと信じて疑わないのに、見た目が日本人だから、白人のアメリカ人から差別を受けてしまう。両親は日本で生まれたということもあり、アメリカと日本の間で板挟みの感情を抱えている3人。
    三種三様の思いがあり、悲しみがある。
    戦争によって、日本によって、アメリカによって奪われたものがある。

    今まで日本側からしか太平洋戦争を考えたことがなかったので、アメリカで生きてきた日系人がどんな苦しみを味わったかは考えたことがありませんでした。読みながら、日本がしたこと、アメリカがしたことの重さについて考えさせられました。

    わたしは特に、ポールを殺してしまったジョーが気になります。
    ジョーの荒んだ心とその奥底に秘めた哀しさや寂しさに惹かれます。

    これから3人の運命はどうなっていくのか。気になります。

  • レビューは最終巻で。

  • 第二次世界大戦下の日系アメリカ人の苦悩がすさまじい。

  • 78
    アメリカに住む日系人は、昨日まで日常だった生活が日米開戦により一変し、アメリカという国に翻弄されながらいきていかざるを得なくなる。

  • 第二次対戦中のアメリカ本土に於ける日系人の小説。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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