無宿人別帳 (文春文庫 ま 1-83)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167106836

作品紹介・あらすじ

罪を犯し、人別帳から除外された無宿者。自由を渇望する男達の逃亡と復讐を鮮やかに描いた連作時代短篇。「町の島帰り」「海嘯」「おのれの顔」「逃亡」「左の腕」他五篇収録。(中島誠)

感想・レビュー・書評

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  • 松本清張の時代物って初めて読んだかも。
    短編集。
    この中で一番好きな話は「左の腕」。
    (裏表紙より引用:入墨を暴かれて堅気の暮らしを失う卯助)

  • BSドラマ 松本清張ミステリー時代劇

  • 新潮文庫「親不孝長屋」の「左の腕」を読んだのを機に、これが収録された元本に手を伸ばした。筆力はさすがだが、1957年「オール讀物」に連載された10の短編集で、載せた順番も考慮されているように感じた。「流人騒ぎ」が良い。13.10.12

  • ずいぶん昔に読んでいて
    すっかり忘れてしまっていた。

    古本屋さん巡りをしていて
    ふと目にとまった一冊
    久しぶりに読み返したけれども
    やっぱり
    いいですねぇ
    松本清張さん
    年を重ねて再読するに耐える作家のお一人ですね
    「点と線」「零の焦点」では
    全く終わらない作家さんであることを
    改めて思いました

  • ~内容(「BOOK」データベースより)~
    人別書きを持たずに故郷を出奔した者に就く職はない。無宿者は江戸制度の谷間であった―。賭場の喧嘩で八丈島へ流され、赦免船を待ちわびる忠五郎、牢の火事で思わぬ自由を得た平吉、佐渡から島抜けを図る新平、入墨を暴かれて堅気の暮しを失う卯助など、自由と公正を渇望する男達を描いた傑作時代短篇集。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 2008/09/06読了

  • めぐりめぐって必ずツケはやってくる。土臭い、汗臭い、血なまぐさい。
    大好きです。

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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