週刊文春「シネマチャート」全記録 (文春新書 1169)

制作 : 週刊文春 
  • 文藝春秋
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166611690

感想・レビュー・書評

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  • 1977年〜2017年まで、40年分の週刊文春シネマチャートを集計してランキング化したもの。このランキングは、選者が少ないため偏りが大きいのが一番の特徴である。それは1位の作品が10作品もあることからもわかるだろう(1位は「イノセント」、「地獄の黙示録」、「冬冬の夏休み」、「コントラクト・キラー」、「トラフィック」、「スピード」など)。世の中に映画ランキングは数あれど、本書の様な映画ランキングは他に見たことがない。
    このランキングは、これから何の映画を観ようか、作品選びの役に立てようと思っている人には向かない。

    「スター・ウォーズ」や「トップガン」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などの大ヒット作が200位以内にも入らないという娯楽作を軽んじていた傾向や、評者のコメントから公開当時の雰囲気を感じ取ることができるのが本書の面白さと言えるだろう。以上の様なことから、マニア向けの本だと言える。資料的な価値はある。

  • 宮部・書評新書から。これ、今の自分が書店で見かけたらためらいなく購入するんだけど、当初は、手に取ってはみたものの、映画を観ることもほぼ無いしな~、ってことで棚に戻したものと思われる。最近、意識的に映画を見る機会を取るようにしていることもあり、本作が良いガイドになってくれたらという願いも込めて、入手・読了。気になる作品だらけなんだけど、まずは、本書で高評価かつ、興行的成功作や他紙でも高評価のものから。観たことのある作品が少ない上、内容を覚えていなかったりするから、自分の評価と本書の評価がいかほど合致するのか、ってのをまずチェック。

  • 同コーナーで紹介・評価された諸作品の中から海外映画ベスト200(1~182位、207作品)と日本映画ベスト50(1~47位、53作品)とを掲載。また、資料として選外作品――洋画208~360位(275作品)、邦画54~99位(48作品)も紹介。
    特に海外映画ベスト200は観たことも聞いたことも無い作品ばかりで、こちらの鑑賞欲を大いに刺激された。ただ、コーナー開始の1977年以前に公開・上映された作品を評者たちはどのように捉えているのかは知りたいところだ。

  • ふむ

  • ベスト作品追っかけ中。

  • 期間内の映画評価のポイント・ランキング化。
    賛同できるものばかりではないけど、ざっとした復習にはなる。

  • "週刊文春に掲載されるシネマチャートというコーナーは、1977年(昭和52年)6月23日号から始まったそうだ。2017年(平成29年)で丸40年を迎えた時に、これまでの星取をまとめ洋画はベスト200、邦画はベスト50を選出したのが本書。当時の評論家のコメントの一言も添えて、掲載している。
    まだ見ぬ映画探しのガイドブックとして活用。"

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