吉田松陰 人とことば ひとすじの蛍火――吉田松陰 人とことば (文春新書 585)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166605859

作品紹介・あらすじ

幕末の志士、松下村塾の指導者だった吉田松蔭の遺した百の珠玉のことばから、まっとうに生きた稀有な人の生涯をたどる。今の日本にもっとも必要とされている人の姿が、ここにある。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は、悲愴的だが楽観的、論理的だが直情的、冷静だが情熱的、という錯綜した松陰の性格をあますところなく伝える。この本を読めば、突っ込みどころ満載の松陰の行動原理がおぼろげながら理解できる。結局、彼は、「かくすれば かくなるものと知りながら やむに已まれぬ 大和魂」の激しさと、「親思う 心に勝る親心 今日の訪れ 何ときくらむ」の優しさを一つの人格の中に閉じ込めた偉大なる人物でった。

  • 山口入りの前に、ようやく読了。吉田松陰の一つ一つの言葉から人生を読み解く大著ながら、細かいがために全貌が見えなくなっているのが残念。
    やはり、松下村塾の現地を訪ねて、松陰を感じるしかありません。

  • 精読

    吉田松陰の言行録

  • 座右の書。理学部から法学部へと転学するきっかけとなった人生を大きく変えた一冊です。

  • 吉田松陰の生涯を時系列で紹介する中で、その時々に綴った言葉が書かれている。吉田松陰の生き方を学ぶのに最適の書。

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著者プロフィール

1962年、大阪市に生まれる。同志社大学文学部英文学科を卒業。1986年、産経新聞社に入社。大阪本社社会部(地検特捜部、遊軍、大阪市政担当)、独ケルン大学への留学を経て1998年~2003年までベルリン支局長。帰国後は主に東京本社で企画記事と朝刊小説を執筆、2013年~16年に東北特派員。現在は東京本社編集局編集委員。
著書には『ひとすじの蛍火 吉田松陰 人とことば』(文春新書)、『一日一名言』(新潮新書)、『詩物語 啄木と賢治』(扶桑社)、『次世代への名言 政治家篇』(藤原書店)、『不屈の日本人』(イーストプレス)、『紅と白 高杉晋作論』(国書刊行会)、『日本を探す』(産経新聞出版/共著)などがある。

「2018年 『信長君主論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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