アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163916781

感想・レビュー・書評

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  • 今年のプロ野球開幕前に、日本ハムの素晴らしい新球場 "ES CON FIELD" の紹介番組を見た。
    お披露目にあたり、ホームベースからバックネットまでの距離が短い規格違反のニュースも球場の宣伝に一役買っていた。
    球場の規格も知らずに造るような間抜けな設計はしないはずなので、私は確信犯だと思っている。
    野球のルールブックを2冊所有しているが、どちらも真っ先にグラウンドのルールとしてサイズに関する記述がはっきりと書いてある。
    規格違反は一箇所だけだが、観客席数も球場の広さも札幌ドームと比べて随分と小さくなったのは少し残念だ。

    私は巨人ファンだったが、今の巨人には全く魅力を感じない。
    巨人以外で特に推しのプロ野球球団もない。
    高校野球(東京予選)は球場にも観に行くし、春夏の甲子園大会も毎回欠かさずテレビで観る。
    高校野球で結果を出した選手がプロでも活躍する姿を見るのは楽しい。
    つまり、ドラフトで獲った選手を育てて地道にチーム作りをしている姿勢が伝わってくる球団が好きだ。

    そういった視点でプロ野球を見ているので日本ハムはいい球団だと思っている。
    ダルビッシュ有、大谷翔平の両名がどうしても目立つが、それ以外でも若手選手を大事に育てていることが伝わってくる。

    日本ハムもかつては巨人と同じ後楽園球場や東京ドームを本拠地としていた。
    札幌ドームを本拠地に変えて北海道のチームに生まれ変わっていたので、チーム運営も順調なのだと思い込んでいた。
    だが、札幌ドームも借りていたので、設備の改修も思うようにできず、賃貸料も高く、ゲームがあるときの売り上げも札幌ドームに入るなど不満が多かったらしい。

    親会社がプロ野球に対する情熱が薄ければ、ダメなら身売りを考えるので、自前の球場を造るという発想は持つはずがない。
    しかも、この新球場の建設には何と600億円もかかっているのだ。
    本書では、新スタジアム構想を実現へと導いた立役者としてプロジェクト・リーダーの前沢氏を中心人物としているが、
    日本ハム本社の旧社長一族の、「スポーツと生活が近くにある社会」の実現というビジョンが強い後押しとなっていることは明らかだ。
    球場を含めた「ボールパーク」にするという計画が前提条件なら、最初からしがらみの多い札幌の可能性はなかったに等しい。
    前沢は駆け引きとかなく、本音で物事を進める人物像になっているが、札幌をうまく利用して北広島から好条件を引き出す戦略に見える。
    本心は札幌でやりたかったのだろうが、いつまでたっても札幌側は前沢の思い通りに動いてくれない。
    そんな事情もあって北広島でやるしかないとの思いに至り、「何処で何をするかより、誰とやるかを重視する」との発言が出たのだろう。
    学校でも仕事でも普段の生活でも人間関係が一番なのは誰もが身にしみて感じていることだろうが、2択の状況では口にすべきではないと思った。

    この発言は、「札幌には一緒に仕事をしたいと思える人材はいない」と言っているのに等しいので、札幌市とは軋轢ができてしまいましたね。

    北広島を「ボールパーク」タウンにするには新駅の建設を含めてまだまだ長い年月がかかる。
    順調に発展していくことを願って陰ながら応援したい。
    札幌ドームには行ったことがあるので、新球場 "ES CON FIELD" にもいつか行きたい。

  • 【感想】
    エスコンフィールドは本当に凄い球場だと思う。スタジアムの「外」にアパレルブランドのショップや飲食店、子どもと遊べる広場などが並び、野球の無い日でも「エスコンに行こうか」と言えるほどの商業圏が確立されている。
    導線の作り方でいえば、横浜スタジアムがやや近いだろうか。横浜スタジアム自体は非常に小さい球場で、公園には他に何もない。しかし、みなとみらいや横浜中華街といった主要観光地のど真ん中に位置しているため、訪れる人は野球を含めた「横浜の文化」を楽しむことができる。「ただ野球場が存在するだけ」の都市には無い強みが、そこにはある。
    エスコンはその一歩先を行く球場と言っていいかもしれない。ファイターズの構想する「スポーツコミュニティ」の理想が反映され、ボールパークを中心とした経済活動が循環していく、新たな地域コミュニティの形なのだ。

    本書は、このエスコンフィールドの誘致の経緯を、建設者側の日本ハムファイターズと、誘致側の北広島市・札幌市の関係者の目線で語っていく一冊である。
    誘致の条件として、ファイターズの「新球場を作りたい(札幌ドームの利用延長はNG)」「単なる球場ではなく、アメリカのボールパークのような、スポーツを軸とする地域コミュニティを作りたい」という希望が第一にあった。札幌市と北広島市はその条件を叶えるべくPR活動を行ったのだが、小規模な自治体である北広島市が、フットワークの軽さを活かして見事誘致に成功した。前面に出て交渉を行った球団職員(前沢、三谷)と、北広島市役所職員(川村、杉原)に焦点を当て、人々は夢を叶えるべく進み続けた……というのが本書のストーリーだ。

    さて、2023年3月にエスコンフィールドが開業したものの、現在の客入りはまだ低空飛行だ。その理由は、札幌から郊外に移って客足が減ったことと、新庄ファイターズの成績が低迷していることにあるだろう。スポーツコミュニティ構想の成否は今後数十年をかけて判明していくと思うが、エスコンフィールドには「スポーツ興行の未来」とも呼べるポテンシャルがある。一度来てもらった市外・道外からのお客さんをいかにして「もう一度行きたい」と思わせ、定期的に足を運んでもらうか。課題はまだまだ山積みだが、先行きは明るいと感じている。

    ――何処かの街から子供たちがスタジアムにやってくる。メインゲートを入ると目の前に真っすぐなコンコースが伸びていて、その先が見える。緑の芝と土の色が目に映ったその瞬間、少年少女も駆け出す。スタンドまで夢中で走り、そこで眼下に広がるグラウンドを目の当たりにする。夢のフィールドの景色に目を奪われる――そんなシーンをイメージして設計した場所だった。だからゲートからスタンドまでは何も設置しないように、コンコースからはフィールドの全てが見渡せるように、そしてできる限り子供たちがグラウンドを近くに感じられるようにデザインした。突き詰めればそれが、このスタジアムをつくった理由であった。

    ――――――――――――――――――――――――
    【まとめ】
    1 机上の空論
    北海道日本ハムファイターズの事業統括本部に在籍する前沢と三谷が、新スタジアム建設計画の資料を経営会議に提出したのは2010年9月のことだった。
    もともと札幌ドームは野球のための施設ではなく、2002年日韓ワールドカップ誘致のために建設されたスタジアムである。サッカーと兼用であることから、野球用の人工芝の厚みが極端に薄く、プレーする選手からは不満の声が上がっていた。
    球団は毎年、球場使用料として約13億円を支払っている。札幌ドームはファイターズが本拠地とすることで、使用料とグッズや飲食店販売収入の一部などを合わせて年間およそ20億円の収入があり、その総額はファイターズの選手総年俸に迫るものであった。また顧客サービスのためハード面を改善しようにも、あらゆることにドーム側の許可がなければ実現しなかった。札幌ドームが札幌市の借家だからだ。球団に与えられた裁量権は極端に少なく、現場で戦うチーム内にも、前沢たち事業部員の間にもフラストレーションは募っていった。

    「将来的にはそういうビジョンが必要なのかもしれないな」
    球団社長の藤井は、資料から目を上げそう答えた。経営会議の参加者には、新球場建設は現実離れした空想と捉えられていた。


    2 新球場計画の着手
    一度球団を辞めた前沢は、2014年終わりに再びファイターズに戻ってきた。呼び戻したのは球団代表である島田だ。
    島田には、ファイターズが過渡期を迎えているという危機感があった。観客動員数は2010年頃をピークに緩やかな下降を続けていた。それに対して札幌ドームという箱には変化がなく、借家契約も変わらないままだった。
    本当のホームスタジアムを作る――島田の脳内には、前沢がかつて経営会議で提出した資料が浮かんでいた。

    前沢が練っていたのは、単にスタジアムを建てるのではなく、球団を基点に街を作り、スポーツコミュニティを生み出す構想だ。アメリカにはいくつかモデルとすべきボールパークがあるが、それを超えるものを作りたいと考えた。
    しかし、新球場の事業費は500億円規模になる。日本ハムグループの営業利益は約500億円、グループ全体の年間設備投資が約360億円だということを考えれば、あまりにも巨額である。

    2016年の夏、三谷は前沢とともに日本ハム東京支社を訪れ、新スタジアム建設計画を本社役員に説明する。日本ハム代表取締役専務の川村は、会うなり「私は反対ですから――」とノーを突きつけた。投資額があまりにも巨額になりすぎて、事業を進めたい球団と財務を担う本社との間で乖離が生まれていたのだ。
    「なぜ札幌ドームではだめなのか」「500億円を超える新しいスタジアムは本当に必要なのか」「財務的な根拠が示されていない。投資対効果が分からない。500億円を投資して、いくらのリターンがあるのか」。リスクに目が行くのは当たり前だった。


    3 北広島市
    北広島市の一画には「総合運動公園建設予定地」とされた森があった。しかし、具体的な計画が定まらないまま、50年近くも放置されてきた。
    北広島市役所企画財政部長の川村は、北広島市に野球場を作るのが夢だった。2015年に総合運動公園開発事業が動き始めたのと同時に、予定地に球場を誘致するべく、ファイターズと水面下の交渉に臨んでいた。
    2016年春、川村は、柴、杉原を含む企画財政部企画課のメンバーを集め、こう切り出した。「北海道日本ハムファイターズが新しいホームスタジアムを作ろうとしています」「球団はその建設地を探しているのですが、北広島市として、正式に新スタジアムの誘致に乗り出すことになりました」。200万人の大都市相手に5万8000人の地方都市が立ち向かう。誘致合戦の始まりを告げる声だった。

    ボールパーク誘致の提案書づくりを始めてから、企画課フロアには定時を過ぎてもあかりが灯るようになった。残業者はひとり、またひとりと増えていった。それだけプロ球団相手のプレゼンテーションは難題であった。そんな中、川村がひとつ決めていたことがあった。資料のページ一枚、一枚にある言葉を刻印することだ。
    「The Ambitious City〜大志をいだくまち」
    クラーク博士がBoys, be ambitious.という言葉を残したのはここ北広島の地である。この街のキャッチフレーズとなったその言葉は、街の発展への意欲を示していた。ようやく北広島は、アンビシャスというフレーズにふさわしい挑戦を手に入れたのだ。


    4 札幌市
    2016年12月3日、札幌ドームに4つの組織の代表者が集まった。北海道日本ハムファイターズ、コンサドーレ札幌、第三セクター札幌ドーム、そして札幌市である。ドームを管理する側と使用する側が膝を突き合わせた、この四者会談を呼びかけたのは札幌市市長の秋元であった。

    すでにファイターズの新スタジアム建設計画が報道で公になっていた。この四者会談の場で、秋元は札幌ドームの野球専用スタジアム化を提案した。それは明確なファイターズに対するドーム残留要請であった。

    だが、ファイターズ球団代表の島田は秋元の提案に対して明確にノーと意思表示をした。
    「これまで一度も正式にそういうお話をいただいたことはないし、我々が望んだこともありません」
    ドーム残留交渉は決裂した。

    球団側の「新球場を作る」という意思は固い。それならばと札幌市は、市内の他の場所に新スタジアムの建設候補地を見出そうとしていた。しかし、協議は難航する。物理的な広さを用意出来ないのに加え、200万人が暮らす札幌市には多くの人間が住んでいて、どの建物にもどの土地にも権利者がいた。役所内部からも事業者からも、市議会からもそれぞれ異なる声が挙がる。個人と団体、官と民、多過ぎるステークホルダーの理念や思惑が計画を膠着させていたのだ。


    5 誰とやるか
    2018年2月3日、北広島駅前の芸術文化ホールで新スタジアム建設計画に関するシンポジウムが開催された。
    前沢と三谷がボールパークのイメージ図を公開し、客席はどよめき立つ。そして、前沢はシンポジウムの中で次のようなコメントを残した。
    「どこで何をやるかよりも、誰とやるか。そのほうが大事だなと。そう考えています」
    杉原は、シンポジウムが始まるまでは、正直に言えば諦めが勝っていた。6万人弱の地方都市にプロ野球の一軍が来るわけがない。2年間の活動を続ける中で「もしかしたら……」と思うようになってはいたものの、無邪気に奇跡を信じることはできなかった。期待するのが怖かった。
    だが、今は違った。杉原はもう一度だけ、奇跡を信じてみようという気になっていた。


    6 運命の日
    2018年3月26日、ファイターズのボールパーク構想は建設地決定の日を迎えていた。

    取締役会での協議結果は「北広島」だった。

    その日の午後5時、前沢と三谷が北広島市の市長室を訪れ、直々に決定の通達を行った。

    杉原は庁内放送室に入り、自ら書いた原稿を職員と来庁者に向かって読み上げた。
    「本日、北海道日本ハムファイターズから、ファイターズの新球場建設地が、きたひろしま総合運動公園予定地に内定した旨の連絡を受けました。市は今後、ボールパークの実現に向け、引き続きファイターズと協議を進めてまいります」
    杉原はこの街の人々の顔を浮かべながら原稿を読んだ。それから交換室を出ると、廊下を突っ切り、怖る怖るフロアに通じる扉を開けた。眩しい夕陽とともに視界に飛び込んできたのは、かつて見たことのない光景だった。各部署の職員全員が立ち上がっていた。杉 原に向かって拍手をしていた。その向こうには来庁していた市民の笑顔が見えた。

    もし奇跡というものが存在するとすれば、おそらく自分は今、その中に立っている……杉原は目の前の景色を心に焼きつけておくために、しばらくその場に立ち尽くした。

  • 興味深い内容でした。
    我が街でもJ2に登って来たサッカーチームのスタジアム建設を検討中。
    北海道にならってスタジアムを起点とした人々の交流を図る新しい街づくりという夢のあるプランと
    既存の公営競技場を改修するという現実的なプラン。
    今作と同様に様々な人間模様、ドラマがあることでしょう。
    国内では長崎や金沢でサッカー専用スタジアムが完成、MLBではラスベガスに新球場建設計画、当事者は苦労も多いでしょうが、端から見てる分にはワクワクします。
    鈴木忠平さんの次作にも大きく期待!

  • プロ野球 日ハムの本拠地エスコンフィールドが出来るまでの物語

    つい最近の実話なので特に悪役はおらず、関係者への利害調整が大変だった事が良くわかる話

    藻岩山から見ると
    札幌ドームとエスコンフィールドが十数キロしか離れていないことが分かる

  • 嫌われた監督も好著でしたが、この作品も素晴らしかった。新球場の招致に成功した北広島市と失敗した札幌市の両自治体の苦悩を臨場感たっぷりに描き出していました。もちろん、球団と親会社とのやり取りも。さらっとした1行に綿密な取材の跡がうかがえます。ファイターズファンのみならず、野球ファンにオススメの1冊です

  • タイトルは「ボールパークを創った男たち」だけど、創れなかった男たちの話も濃い。官と民。民といっても一企業でなく超一流エンタメ組織。理想と現実の狭間の役人たちの苦労や決意が秀逸。
    そうだよな、何かを産み出すのはきっと、一人の情熱や気持ちや、行動力。無謀に思えても突き進む信念。その先に、北広島市、札幌市の両実務者が、「たとえ破れても」と言える心持ちになっていたことが印象的だった。
    普段は野球をそんなに観ていなくて、日ハムがなぜ札幌ドームを出たのかも分かってなかったけど、この人間ドラマは泣ける。みんなすごい。
    俺も前向きに。

  • 2023年のプロ野球開幕に合わせてオープンした日本ハムファイターズの新球場エスコンフィールド。新球場建設という巨大プロジェクトの、球場建設地選定にスポットを当てたノンフィクションです。
    札幌ドームを本拠地としていたファイターズが、なぜ札幌ドームを出て新球場建設を求めたのか。その発端となる背景や、動き出した新球場建設計画の中で候補地選定の段階において、実際に選定された北広島市と、札幌ドームが位置する札幌市との交渉の推移まで、詳細に描かれています。
    「なぜ札幌ドームを出るのか」、「人口数万人の地方自治体(北広島市)になぜ新球場が必要なのか」等々新球場建設プロジェクトは「既存の枠組みの否定」の連続です。その一つ一つに向き合って議論を重ねるプロセスが丁寧な取材で明らかにされています。
    描かれているのはファイターズの球団職員の方々や、北広島市、札幌市の市職員の方々。普段はプロ野球球団の運営の裏方や行政の裏方を支える人たちです。一人一人の現在の職場にたどり着くまでの経緯やエピソードを丁寧に描くことで、一社員、一公務員である彼らがなぜここまで熱く、真摯に向き合って交渉を重ね続けたのかが伝わって来ます。
    本書最終章で候補地選定の結論が出される日本ハム臨時取締役会の様子は、それまでの様々な経緯を本書を通じて疑似体験してきた読者にも、緊張感がひしひしと伝わって来ます。
    札幌市vs北広島市、札幌ドーム残留派vs新球場建設派、といったステレオタイプな対決構造ではなく、本書あとがきに「球団にも大都市にも地方都市にも、善と悪、勝者と敗者の分かりやすい境界線は見当たらなかった。それぞれに行動原理があり、正義があった」と記されているように、どの立場の人も公平に描かれているのが読み終えて感じる清々しさの源であるような気がしました。
    落合博満氏を描いた「嫌われた監督」、清原和博氏を描いた「虚空の人」など著者の鈴木氏の本で期待を裏切られたことは一度もなかった中、アスリートではなく新球場建設に携わった裏方さん達を描く本書も期待を裏切らない素晴らしいノンフィクションでした。

  • 情熱を注いで夢を実現させた男たちの物語。
    それぞれの立場奈良ではの想いや葛藤が入り乱れる中、最後までブレない信念を貫き通したことで大きな仕事を成し遂げた。
    過去形で終わる文章が続く文体でも野暮ったさがないのは、一文が短くてリズミカルだから。
    スタジアムを作るということの意義、意味に触れることができる読み応え抜群のノンフィクション。

  • 感動でしかない!
    今月末にエスコンフィールド北海道へ行くので、予習がてらに読みました。
    様々な人が様々な想いを詰まった球場。
    早く、行きたいと思ったのと他の球場のできるまでのストーリーも読みたいと思った。

  • 面白かった

    感じたことを思いついたまま書く

    前沢さんとは絶対、友だちになりたくないな
    場を凍らせるエピソードをみると
    まったく空気読まなそう

    「野球好きなやつ
    絶対、フィールド・オブ・ドリームス大好き説」
    は立証された感あるな

    九章の運命の日は、
    結果はわかってても少しドキドキする

    札幌市の担当とも同士という絆があったんだな
    とそこだけは、ちょっと意外だった

    ボールパーク
    エスコンフィールド
    には、ぜひ成功してもらいたい

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著者プロフィール

1977年、千葉県生まれ。愛知県立熱田高校から名古屋外国語大学を卒業後、日刊スポーツ新聞社でプロ野球担当記者を16年間経験。2016年に独立し、2019年までNumber編集部に所属。現在はフリーで活動している。

『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』より

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