映画のメリーゴーラウンド

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163913575

作品紹介・あらすじ

一本の作品の話をすると、その監督の別の作品を思い出す。舞台となった場所は、前にあの映画でも印象的だった、とか。映画の話は止まらない……。ちょっとした小物、小道具が、そこに込められた思いを想像させ、いろいろなことを暗示する。映画についての雑学、トリビアならこの人、川本三郎さんが贈る、大人のための”映画しりとり遊び”です。

感想・レビュー・書評

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  • ◆豊かな連想 細部にこだわり[評]太田和彦(作家)
    映画のメリーゴーラウンド 川本三郎著:東京新聞 TOKYO Web
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/107338?rct=shohyo

    『映画のメリーゴーラウンド』川本三郎 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163913575

  • 「映画」って いいですねぇ
    その言葉を
    何度もつぶやいてしまう
    映画好きには至福の一冊です

    それにしても
    その「数珠つながり」への博覧強記には
    全く脱帽です

    やっぱり
    「映画」っていいですねぇ

  • 連載中に、同じ作品が何度も登場するが、たまたまか。

  • 「オマージュ」という言葉があります。名作
    映画への尊敬の念を込めて、少しだけそこで
    使われているシーンをなぞることです。

    それを「あっ、あのシーンの再現だ」と察知
    するのは、相当の映画への知識が必要とされ
    ますが、この本はその一助になります。

    「〇〇といえばこの映画であり、このシーン」
    でもそれは別の〇〇という映画のオマージュ
    なのだ。というように次々と連鎖しているの
    です。

    著者は「神は細部に宿る。とまでは言わない
    が、細部には小さいお地蔵さんくらいは棲ん
    でいると思う」と言います。

    そんなお地蔵さんを発見できる楽しい一冊で
    す。

  • 「思い出」というメリーゴーラウンドの上で、たくさんの映画たちが馬や馬車のようにくるくると回っている。姿かたちはよく似ているけれども、しっかり見ると細かなところに、いろいろな工夫がされている。だから何周回っても、同じ馬に乗っても飽きることがない。
    あー、また「映画館」で映画が見たいなぁ…。

  • こんな本はなかったろうと述べているが、全つながりではなくても、和田誠の諸作等そんなものではないか。連載そのままのためか、重複記述が多いし、なんともイラストが下手。

  • 【大人のための?映画尻取り遊び?】一本の作品の話をすると、別の作品を思い出す。細部について語り出すと映画の話は止まらない。ぴあアプリ連載の名エッセイ書籍化。

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著者プロフィール

川本 三郎(かわもと・さぶろう):1944年、東京生まれ。新聞社勤務を経て、評論・翻訳活動に入る。訳書にカポーティ『夜の樹』『叶えられた祈り』、近著に『映画の木洩れ日』『ひとり遊びぞ我はまされる』など。

「2024年 『ザ・ロード アメリカ放浪記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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