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- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163913407
感想・レビュー・書評
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初出 2019〜20年「オール讀物」の一代記のようなエッセイ18編。
私が時代小説好きになるきっかけとなった『御宿かわせみ』シリーズのことが出てこないのは残念だが、代々木八幡宮の神主の娘として育ち、第三作が直木賞というちょっと考えられないデビューをし、長谷川伸の同門であった小説家と結婚して、夫が神主を継いでくれて、神社での話が多いのが珍しくも面白かった。
朝ドラの「旅路」を見ていた昭和天皇から、登場人物にかつての学友がいて聞きたいことがあると呼ばれたという話にはびっくり。そして代々木練兵場での観兵式で、自分の立ち位置の目印にしていた代々木八幡の松について「健在かね」と問われたのだという。
最近亡くなった橋田壽賀子さんと同じように、テレビドラマのシナリオライターでもあったのだと、改めて気づいた。
それにしても行方不明の東吾さん(「かわせみ」の主人公)がひっこり現れる話を、私は今でも待っているのだが。 -
【生まれてよかった】神様の書かれたシナリオを、大根役者の私が必死になって演じてきた……。「御宿かわせみ」の作者による、もうすぐ九十歳の幸福論!
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