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- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163911984
作品紹介・あらすじ
名作映画「この世界の片隅に」をみながら疎開体験を苦く思い起こし、終戦の日々を書き残す。大病から生還し、青春時代から愛読した太宰治や、坂口安吾の長編ミステリを読み返す。久しぶりに書店へ行って最新海外ミステリを選ぶ楽しみ―。「週刊文春」で『人生は五十一から』連載が始まってから21年。途中でタイトルが『本音を申せば』に変わっても、面白い本も映画も、東京の思い出も尽きない。2017年4月、脳梗塞で入院した顛末は、『生還』(2019年3月刊)に詳しい。本書は、2017年から2019年、足掛け3年にわたるクロニクルである。
感想・レビュー・書評
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脳梗塞で入院生活を過ごし今は車椅子生活らしい。あの小林信彦がと思わざるをえない。左側に麻痺が残っていて、幸い右手は健全なので文章を書ける。少し壮絶な感じがある。山口瞳を思い出す。
古い映画の話が多いのだが、それと地続きで今のカルチャーも視野にはいってくる。心眼があるので断定的な物言いが心地いい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
週刊文春のエッセイの21冊目。以前よりも一冊の中での重複が減ったのは、編集者のおかげか?
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【ぼくはこのすぐれた映画を見て溜め息をつく】「この世界の片隅に」を観ては疎開体験や終戦の日を書き残し、太宰や安吾を読み直したこの三年間。「週刊文春」コラム第二十弾!
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