平蔵の母

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163911496

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  • 平蔵はあまりでない。
    同心と手下が活躍。

  • 池波正太郎「鬼平犯科帳」へのオマージュとして始まった〈火付盗賊改・長谷川平蔵〉シリーズの最新作。挿画は中一弥ではなく夫人の中みさ(作者の母)さん。

    表題作と、「蘇える鬼平犯科帳―池波正太郎と七人の作家」という7人の作家が鬼平を描いた本に含まれていた「せせりの辨介」を含む6篇。かわほりはコウモリのこと。登場人物も違うし、描く人が違うとまったく雰囲気がかわります。「平蔵狩り」はよかった。

  • 与力・同心や手先の話が多い中~骨董好きの盗賊は裏の裏を掻こうとして平蔵の用心で捕まり、手下の手裏剣で片目を失った与力に50両の見舞いを貰い20両を身投げしようとする女に渡したがそれを恥じて引退した親分を追い詰めて船の転覆時に刺殺し、可久の過去を知る掏摸は火盗改めの気を引くため油の浮いた掘に身を沈めさせるために小娘時代に産み落とした赤ん坊の話を持ち出し、歌吉の仲間だった引き込み役の女は血を見ることを厭わない外道に誘われて断るために同行を願われる~平蔵の母でおびき寄せて顔を見ることを冥土の土産にしようとする盗賊あり。平蔵は千里眼あり

  • 【殿のご母堂は、ご存命なのでございますか?】悪い奴は誰も、その男の顔を知らない――。「鬼平」へのオマージュをこめて逢坂剛が描く〈火付盗賊改・長谷川平蔵〉シリーズ最新作。

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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