- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163909264
作品紹介・あらすじ
日々伝えられる日本や世界のニュース。でも、それらを「本当に」理解していますか?それぞれの報道という“結果”にいたるまでにどんなことがあったか、池上さんが“そもそも”までさかのぼって解説!7つのカテゴリーで、世界がいま「どうしてこうなった」のかを徹底解説!第1章 トランプは何と戦っているのか? ——大統領が暴走を止めない理由第2章 なぜ「独裁者」が支持を得るのか? ——権力掌握に成功した赤い大国の行方第3章 これは「戦争の予兆」なのか? ——強国の野望と自衛の論理の果てに第4章 日本を蝕む「国難」とは? ——政治、経済、災害に人口減少……第5章 これからの経済、一体どうなる? ——仮想通貨の未来、経済成長の行方第6章 なぜ民族間の対立は続くのか? ——異民族はもちろん同族間でも第7章 歴史から学ぶべきこととは? ——過去の事例から未来を読む対談 佐藤優/小泉純一郎/村上世彰
感想・レビュー・書評
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今になってはロシアがウクライナへ侵攻したのは事実となったが、この本が書かれた2018年時点でロシアの軍隊の動きに警鐘を鳴らしている点は先見の明が高すぎる。イランやクルド人の問題はとても勉強になった。著者の深い知識に感服した一冊。
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池上彰さんの著書はこれが初めて。
朝のニュースだけではわからない物事の背景の一端に触れることができて、面白かった。
本書は2018年出版で情報が古い部分もあったので、ぜひ最新の著書を読んでみたい。
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トランプ、宗教、安倍晋三、このあたりについての解説。
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あまり普段目につかないニュースが多く取り上げられ、解説されている。週刊誌的な書きぶり。歴史の教科書ではないが、参考にはなる。暇つぶしには良い。
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大変勉強になりました!!
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テレビを見る習慣がない私にとって、政治と経済に関する時事ニュースの体系的な理解促進は池上さんの解説にいつも助けられています。
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内容はいつもの世界情勢の分かり易い解説だけど新たな発見がまた数箇所あってとても勉強になった。
新聞やテレビをあまり見る時間の無い自分にとっては池上さんの本は必需。 -
池上さんにいろいろなことを丁寧に
わかりやすく解説していただいたのはいつもどおり。
さて今回は対談が3つ
お相手は
佐藤優さん
小泉純一郎さん
村上世彰さん
そのなかで
小泉さんの言葉に「感動した」!
〈池上「しかし小泉さんの政権時代に、原子力発電を基幹電源とする方針、いわゆる原子力政策大綱で、原子力発電を総発電力の三割、四割以上にもっていこうという計画をつくっていましたよね。
あれをOKしたというのは、小泉さんは経産省に騙されたということですか。」
小泉「まぁ、騙されたということになるね。
それは私が悪いのだけれど、過ちは改めるべきだよ。
論語に「過ちて改めざる、是を過ちという」とあるようにね。
私は総理として推進する立場であったけれども、恥をしのんで過ちだったと認めて、これを改めなきゃいかんと。
しかし過ちとわかっていてどうして経産省は態度を変えないのか。憤慨しているんだ。」
池上「東日本大震災の前から、原発の危険性を訴えた本はいっぱい出ていましたよね。
それは信じていなかったのですか。」
小泉「それは経産省、専門家たちがみんな推進していたら、一般の人が言っていることよりそれを信じるよ。
(中略)
電気事業会社には、経産省天下りのOBがいるでしょ。
規制する側の人はかつての部下たちだな。
経産省の官僚は自分がやめればまた天下りすると思っているから、先に天下りをしている先輩に「原発は安全だ。推進だ」と言われるとOKしちゃう。」
過ちをみとめて、改めていこうとする
小泉さんはすごくカッコいいと思ったし、
今年起こったいろいろ「官僚って問題…」と思った
総決算でした。 -
池上彰さんの時事解説書。内容や切り口はいつも通りなので、今までの著者の書籍を読んできて、フィーリングが合うなら目を通しておいて損は無い。