無敵の二人

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163907130

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。
    けどストーリーに意外性は無かったですね。
    想定内という感じ。
    実話なんですよね。

  • 「成長する少女」
    クラス替えによって。
    まだ意味を理解出来ない年頃だというのに、簡潔に説明し了承を得るのは流石に良くないだろ。
    理由もなく叱るのではなく、普段の行いを見ての行動ならば理不尽だと嫌うこともないだろう。

    「迷走する青春」
    行き当たりばったり。
    これだけ簡単に自分の行先を決めているというのに、躓く事無く歩けるのは天性の才能かもな。
    少し経てば治るからといって無視し続ければ、身体を蝕むものは猛威を奮うだけだけだろうに。

    「ボクシング教えます」
    本格的な指導者へと。
    努力だけでは難しいこともあったろうに、半独学で駆け上がった階段は気合いの賜物だろうな。
    ただ見ているなら誰でも出来るが、一人一人の様子から次のメニューを考えるのは大変だろう。

    「デビュー」
    アウェイな空間での。
    勝手な想像で選手のレベルを決めているからこそ、酷いヤジを簡単に口に出来るのだろう。
    今まで積み上げてきた経験値を実感しているからこそ、冷静に闘い抜くことが出来たのかもな。

    「駆け抜けろ!」
    勝ち星が増えていき。
    常にチャレンジャーとして挑んでいるからこそ、どこまでも強くなる事ができるのだろうな。
    勝敗関係なく試合を見直すことにより、客観的に足りなかったことに気付けるのはいい事だな。

    「二度の勝負」
    誤審によるドローは。
    抗議すべきことだったとしても、その場では何故が頭の中を支配して何も言えないのかもな。
    何事においても信頼しているからこそ、どんな事を言われても素直に受け入れられるのだろう。

    「二つのジム」
    引退の日は突然訪れ。
    どれだけ体調に気を使っていたとしても、病気から確実に身体を護る方法なんてないもんな。
    まだまだこれからだと思っていた矢先の出来事だが、本人が冷静に受け入れたら泣けないよな。

  • ボクシング経験ゼロの女性トレーナーが、父が倒れたあとボクシングジムを継ぐ

    個性的でなにをやっても続かない彼女が、畠山選手と出会うことで指導に目覚め、北海道初の日本チャンピオンを育て上げる

    爽やかな青春スポーツ小説

  • オードリー番組出ていたのを見て購入。昔ジムでお世話になったのもあり、とても興味を持ったまま読めた。
    赤川さんと畠山さんの人柄と努力が伝わってきた。普通に楽しかったです。

  • ずっとホームを作ってきたひかるとアウェイで戦ってきた畠山の対照的ながら相性のよい関係がよかった。欲を言うと練習や試合以外での畠山の生活も書いてほしかった。あと、終盤の章で畠山の心の内の描写が書かれていたんですができれば本筋のなかにいれてほしかったかな。寡黙で台詞の少ない畠山だけにどんな思いでボクシングに取り組んでいるのかというのは現在の時間軸のなかで書いてあった方が感情移入しやすかったかな。

  • 淡々と。

  • 激レアさんを連れてきた、で紹介されていたボクシング日本チャンピオンを育てた女性トレーナーの実話に基づいた小説。バラエティで面白おかしく見ていたせいか淡々とドキュメントを見せられた読了感。

  • 20これまでとは違うストイックさが混じった作風に気持ちいい北海道の風を感じる。ライバル同士が育てたチャンピオンのお話しも読みたいです(๑˃̵ᴗ˂̵)

  • 久しぶりの中村航。結構長めの本で、ちょっと退屈した。中村航はこういう路線じゃないんだよな……

  • 中村航の作品は変ったなぁ・・ほのぼの、曖昧、なれど個性的な雰囲気に新鮮さがあった。芯は青春、恋愛だったんだけど・・何となく面白味が薄れていった感じ。トリガールなんて、映画化されたけど全く共感がなかった。まぁ、僕が推理物とかアニメ原作に傾いたせいもあるかも・・
    「無敵の二人」は実話で映画化を意識した作品みたい。結構面白かった。ただ、主人公の個性を決めつけた感じで、膨らませが少ないような・・仕方ないんだろうなぁ~

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著者プロフィール

建築家。博士(建築学)。株式会社MOSAIC DESIGN代表。
1978年東京都生まれ。2002年日本大学理工学部建築学科(高宮眞介研究室)卒業、2005年早稲田大学大学院修士課程(古谷誠章研究室)修了。2008年同大学博士後期課程単位取得退学、助手・嘱託研究員を経て、2010年〜16年東京大学大学院隈研吾研究室助教。2011年東南アジアのストリートの屋台に関する研究で博士(建築学)取得。同年建築設計事務所MOSAIC DESIGN設立。明治大学I-AUD、早稲田大学、日本大学などで非常勤講師を務める。店舗・住宅・ホテル・商業施設・マーケットなど、屋台からアーバンデザインまで、何か楽しいことやりましょう!をキーワードに大小さまざまなプロジェクトに取り組んでいる。

「2023年 『POP URBANISM』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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