- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163907116
感想・レビュー・書評
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キング初のミステリー『ミスター・メルセデス』を読まずにこっちを先に読んでしまったのは、別に失敗だったとは思わない。『ミスター・メルセデス』はいずれ読む。かなりのネタバレを含んでしまっているが、読んだことは後悔していない。結末を知っていても、面白いものは面白いんだから。
しかしながら、上巻は読むのがかなり辛かった。『ミザリー』と『刑務所のリタ・ヘイワース』を想起させる強盗殺人犯(主人公の一人といっていい)と、「メルセデス・キラー」の事件で崩壊の危機に陥った家族を何とか助けようと孤軍奮闘する少年。交わるはずのない二人の運命が、一人の作家の残したノートによって捩りあわされていく。作家を殺しノートと金を奪った凶悪犯はクソ野郎に違いないが、架空の存在である小説の主人公に狂うほど(実際には狂っているのだろうが)のめりこんでいく姿には、ある種の共感すら覚える。
そして、我らが主人公退職刑事ホッジスの登場は上巻も終盤近くなってからだ。彼が登場するまでは、本当に読み進めるペースがいつになく遅かった。
彼と、彼の仲間は少年を救うことができるのか?
下巻へ急ごう。 -
退職刑事ビル・ホッジスが大量殺人鬼「メルセデス・キラー」と渡り合った前作「ミスター・メルセデス」の事件から4年。「ファインダーズ・キーパーズ」探偵事務所を構えるホッジスの前に・・・と簡単には話は始まらないところがこの第2部のひねったところ。1974年の有名作家の強盗・殺人事件からスタートするこの物語は、徐々にメルセデス・キラーの犠牲になって人生を狂わされた親子をからめとり徐々に2014年のホッジスにつながっていきます。
引退した有名作家というと、内輪ウケだけの話のなるのかとの心配をよそに、寝苦しい夏の夜のなか、切なさ全開でどんどん読ませます。ほんとに最近のキングは「また」面白くなった。すごいことだ! -
ミスターメルセデスの続編。いつものようにすぐに話に引き込まれる。前編では、まだまだこれからというところ。後編が楽しみ。
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やっぱスティーブン・キングは良いなー
って感じで下巻へ続く。 -
2年前に前作のミスターメルセデスを読んでいる。すっかり前作の登場人物を忘れてしまい、それぞれの関係性が分からないのは残念だ。
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まずは一気に
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2019/06/05
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主人公の少年にガッツリ感情移入。ハラハラドキドキ。下巻へ!