- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163906546
作品紹介・あらすじ
本当に大切なことは書かないし、書けない。だから、書く。楽しい。恐い。売れたい。嬉しい。悔しい。やりたい。ロックバンド・クリープハイプのフロントマンであり、初小説『祐介』が話題をさらった作家・尾崎世界観が赤裸々に綴る、自意識過剰な日々。ーー某月某日テレビに出ると相変わらずネットでは批判が噴き出す。コイツ喘ぎ声だしてるだけだろう。喘ぎ声で商売してるって凄い世界観だな。こんなようなことを書かれていた。よっぽど燗にさわるんだろう。(ポンポン。癇に障る音。)某月某日いつも通っているあの本屋へ。「祐介」がどこに置かれているかの確認へ。前は3冊、サブカルコーナーにぽつんと置かれていた。でも、テレビや雑誌で何度か取り上げて貰った今なら、きっと。そう信じて見たけれど無い。文芸のコーナーに置いていない。サブカルコーナーを見てみると前よりも増えている。おまけに奥の人気の無い音楽書籍コーナーにも追加で大量に並んでいて、絶対に文芸と認めないという書店の意地を感じた。ドラフトで、巨人に行きたいのにオリックスに指名されたら、こんな気持ちになるのかなぁと思った。某月某日ライブ本番、今日もアナウンスで冒頭から盛り上がる。細かいミスも気にならない。嫌、本当は気になったけれど、それ以上に良い空気が流れている。お客さんが楽しそうで、そこに答えが見えているから安心出来る。今日も男子が多い。嬉しくなって、「男子」「男性」「男の人」「オス」 「メスじゃない方」と完全に贔屓したコールアンドレスポンスをした。それに対する圧倒的な数の女子からの批判。「女子もやって」という声に対して「だって女子は、ヤッたら終わっちゃうじゃないか」と言ったらもの凄く変な空気になった。某月某日夜は皆と飲んでホテルへ。風呂にも入らず、就寝♫就寝♫(あのCMの救心♫救心♫のイメージで)
感想・レビュー・書評
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素直な人で好きだ。
自分の怒りを大切にしている。それだけ大切なものが多いんだと思う。
今日も日記を書いていてほしい。今日はどんなことを感じているんだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クリープハイプ のファンで、毎日のように音楽を聴いてるのですが、それにプラスしてこれを読んでたら、まさに視覚も聴覚も尾崎世界観で幸せでした。尾崎さんの素直な言葉はスッと入ってくる。綺麗事じゃなくて、取り繕っていない人間らしさが溢れている人柄。これからも音楽も本も楽しみにしてます。
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【人気ミュージシャンの、自意識とユーモアに満ちた日々】処女小説『祐介』が読書界を驚愕させた著者。その喜怒哀楽に満ちた日常を、素直にひねくれた筆致で綴る。世界観中毒にご注意下さい。
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キロク
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尾崎世界観だいすきだわ。
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ロックバンドのクリープハイプのヴォーカル、ギターの尾崎世界観氏の日記エッセイ『苦渋100%(2017)』を読了。
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尾崎さんの書く文章がたまらなくすき。
おーいと言えばおーいと返ってくる交換日記のよう。自分が行ったライブの日のことは絶対忘れない。 -
尾崎世界観
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尾崎世界観が好きだから読める。そんな本。
本当に苦労してきた人の歌も言葉も沁みるなって思った。