- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163905020
作品紹介・あらすじ
「あねさん、坂本さんと別れて下さい」「は?」世話のやける弟だったはずの龍馬はいつしか時代の英雄へ――酒飲みで口が達者、自分を見失わないおりょうの魅力満載の歴史長編。
感想・レビュー・書評
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破天荒だけど冷静なおりょうがせつない。
なんとも面白かった。
下関の伊藤家、建物残ってない。残念だー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お龍さんの目線で見る坂本龍馬は実に面白かった。
先日、小泉進次郎さんが来高され、高知との接点はお龍さんの墓が横須賀にあるというコメントがあり、まさに本書を読んでいたのも同じタイミングだったので吃驚(笑)
でも、なぜ?お墓が横須賀なんだろう?って思いつつ、読み進めると吃驚??
再婚してて晩年は横須賀にいたんですね?
龍馬のことは何かと目にしたり耳にしたりしますが、お龍のことは、改めて本書を読むことで知ること満載(^^;
坂本龍馬がメジャーなのは大政奉還があったからだと思い込んでいましたが、龍馬の死後、おつると名を変えたお龍が真実を伝えていなかったら、ひょっとしたら、こんなにメジャーじゃなかったのかも(゜ロ゜) -
これまで竜馬を描いた作品は無数に存在したはずだが、その妻おりょうをテーマに、その人格や足跡を丹念に描いた作品と初めて逢った。彼女の行先不明な暴走を思わず窘めたくなることもあった。けれども、竜馬逝去後、自らの道を定めていく彼女の後半生には、曙光を眺めるような読後感に浸らされる。おりょうの快活な生命力が、ただただ眩しい。
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直木賞作家が受賞する前の作品。龍馬の妻、おりょうが主人公。最初から龍馬にほれたのではなく、別の男が好きだった。会話は軽妙で笑いありだが、龍馬が死んでからのおりょうが描かれ、何とも切ない。
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町医者の長女に生まれたおりょうは、父亡き後、一家の大黒柱として料理屋兼旅館の仲居として働いていた。龍馬と知り合い、龍馬の命を助けたおりょうであったが・・・
伏見の女酒よりも灘の生一本を好んだおりょうの、龍馬亡きあとの後半生の寂しさが伝わってくる作品だが、天才シリーズ二作と比べると、かなりの物足りなさを感じる。 -
坂本龍馬ラブだった
(グラバー商会の単にデキル営業部長だったという説に接してトーンダウンしているのだが)
だから、おりょうも好きだった
晩年、幸せではなかったと気がかりだった
そして、この本
イマイチ彼女の魅力が感じられなかった
竜馬に対しても
波乱に満ちた生涯だったことは間違いない
すごい時代に生きた女性だ
≪ 大波に 飲み込まれても 毅然とし ≫ -
おりょうの後については、知らなかった。歴史に踊り出て、忽ち消え去った人であった。