恋する昆虫図鑑 ムシとヒトの恋愛戦略

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163903545

作品紹介・あらすじ

「実は一途なゴキブリ系女子」「本命以外はとことん利用するホタル系女子」、「振られて逆ギレ アメンボ系男子」、「束縛俺様ギフチョウ系男子」……。昆虫をこよなく愛する“現役慶應ガール”の著者が、イマドキの若者の恋愛模様を、昆虫の驚くべき恋愛戦略や交尾方法にたとえて分類。ちょっと困った”ムシ系男女”の生息地・対処方法を細かく分析し、風刺をきかせて紹介します。この一冊で、恋も虫も丸わかり!テレビにも出演している「クイズ・クイーン」でもある著者が出題する「ムシクイズ」、昆虫をおいしく料理する「ムシレシピ」、あなたが何ムシ系かわかるチャートなど、おまけページも充実。第10回「出版甲子園」グランプリ受賞企画の書籍化。各話に挿入されるヒトコマ漫画と昆虫のイラスト&カバーは、漫画家の谷口菜津子が担当。

感想・レビュー・書評

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  • 半分だけ面白い
    虫Aの生態紹介の部分はイイ
    人間を「擬虫化」して「虫A系男子は~」と始まると??誰得?
    失恋(交尾出来ない)とアルコールに走るショウジョウバエ
    小さいメスをさらってきて交尾できる大きさになったら糸で(儀式的に)縛って交尾するカニグモ

    ヨツモンマメゾウムシ、メスがとことん弱るまで交尾しておくと、メスの寿命が縮まり、産卵までにほかのオスに交尾されるリスクが減る

    アメンボのオスは交尾時、逃げられないように自分の触覚をメスの目に引っ掛けるようにして固定する
    メスは性器のシャッター!!を、閉めて対抗
    するとオスは水面をバンバン叩いて天敵のマツモムシを呼んでメスを食べさせようとする
    メス、抵抗を諦めて性器オープン

    昆虫には珍しいハーレムを作るヘリカメムシ
    キリギリスの一種は精そうの重さが体重の14パーセント
    ツクツクボウシの「ジ~~」という鳴き方はほかのオスの声を妨害するための「邪魔鳴き」
    ヒメグモの一種、メスを探す時は自分の大きすぎる生殖器(体の10パーセント、2つある)の片方を糸でグルグル巻いてから、体液を吸い取って切り捨てる

    ゴキブリ、頭と胴体に2つ脳を持っているようなもの。頭なしでもしばらく生き続けるし、学習能力もある!!←コイツ強すぎ

    ナガマルコガネグモ、空気圧で生殖用の触肢(メスの生殖孔に差し込んで)を破裂させる。2本しかないが同一個体で再チャレンジしてメスに食われるw
    ↑↑
    空気圧?どうやって高めるんでしょう?
    豆娘←イトトンボ
    紅娘←テントウムシ
    天牛←カミキリムシ
    水馬←アメンボ
    知らないこと多し
    虫の世界は不思議

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著者プロフィール

作家。1995年横浜生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学院在学中。2015年、第10回「出版甲子園」グランプリ受賞企画で作家デビュー。「生物をこよなく愛する理系女子」として脅威の知識量を武器にクイズ番組「Qさま!!」に初出場し優勝。その後、『世界ふしぎ発見!』『新どうぶつ奇想天外!』『有吉ジャポン』などテレビやラジオで活躍。雑誌連載やSNS、講演会もこなしている。大学院での現在の研究テーマは「妊娠期マウスが摂食するタンパク質の量や質の違いが次世代に与える影響の検討」。ネズミに魅せられ自宅でも、ドブネズミやハツカネズミ、スナネズミ、コビトハツカネズミ、ハムスターなど累計40匹以上の飼育経験がある。主な著書に『恋する昆虫図鑑』(文藝春秋)、麻生羽呂氏との共著『LIFE〈ライフ〉人間が知らない生き方』(文響社)、『サバイブ』(ダイヤモンド社)などがある。

「2020年 『ネズミのおしえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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