- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163903088
作品紹介・あらすじ
横たわる美女、片や絶讃、片や大スキャンダル!?同様の題材や図柄なのに、その意味や世の評価は時に正反対。人気シリーズ第4弾は様々な観点から2点の絵を対決、真相を紐解きます。
感想・レビュー・書評
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「怖い絵展」とかをやっている
有名な人ですよね。
絵画をそのような斬新な切り口で
紹介してもらい、
実際に平易な文章なので、
読みやすかったです。
でも、
「対決」となると、
もっと対決感を期待してしまった。
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レーピンは中野京子の本で知った画家だ。今回も、目を引くなと思った絵画はレーピン作だった。眼光鋭いモデスト・ムソルグスキーの肖像。レーピンは人間の中の不条理を好んで描いたように思う。
美男対決も見応えあり。 -
実物が観たくなった。
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怖い絵とは違った名画を対比して語る一作。
大変面白かったです。
別の著作にも紹介されていた作品もありましたが(オフィーリアは3回目!)それでも面白かったです。
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生涯堅実で光り輝く人生だったルーベンスと、裕福な妻の死から人生が上手くいかなくなった浪費家のレンブラント。
2人の夫婦の肖像画が印象的。
ルーベンスは木陰の思慮深く互いを思いやる夫婦といった雰囲気。
レンブラントの酒場での妻との絵はなんとも陽気な酒飲みおじさん、という感じ。 -
一見固い文章だけど、熱くて作品にも作者にも愛が溢れてる。今回はいつもよりちょっと砕けてる感じがさらに面白かった。同じ主題の作品を比べつつ、モデルの人生や神話、映画についての多様な知識。オフィーリアの周りに浮かんでいる花にまで意味があるなんてっ!死、叶わぬ恋、悲しみ、貞潔、無邪気…三島由紀夫が衝撃を受けた聖セバスティアヌスの殉教。三島が同じポーズで写真に残したことをチクリと皮肉っている。
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まだまだ観たい絵がいっぱいあるなぁ。
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2016.11.24 朝活読書サロンにて真珠子さん紹介。