頂点への道

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163902517

作品紹介・あらすじ

「夢は世界チャンピオンになること」小学校の卒業文集に、そう記した。●わずか5年前、怪我に苦しみ、世界ランク898位から再スタートした。世界各地を週ごとに転戦し、日程によっては深夜2時まで試合を続けることもある。ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、マリー、世界の4強と相まみえる精神的重圧と高揚。2014年、運命のコーチ、マイケル・チャンを迎えて「動かず攻める」攻撃テニスが開花。頂点をめざす!●本人が2010年からつづってきた生の言葉で、試合の内幕、負傷の苦悩、戦いへの決意が語られる。ジュニア時代より彼を追ってきたテニス記者、秋山英宏がテニスの基礎知識を解説、大きな試合をレビューすることで、知られざる苦闘がさらに立体的に見えてくる。現役の世界トップアスリートが自らの言葉でここまで記した書籍は稀。国民的ヒーローの初めての自著、テニスファンならずとも必携です。【目次】この本についてプロローグ ~2009年5歳でテニスをはじめ、13歳で米国留学。2007年にプロ転向、08年のツアー初優勝を経て飛躍が期待されながら、ヒジの負傷が錦織を襲った。頂点への長い道程はここから始まるⅠ「復活」2010年(20歳)長いリハビリを経てついにツアーに復帰。怪我の再発、プレーの不調と「早くこの状況を脱出したい」という不安を抱えながら、下部大会で優勝を重ね世界ランク100位内に這いあがるⅡ「模索」2011年(21歳)結果的にランキングは30位と、日本人最高を更新。しかし「もっと攻撃的にいかないと世界のトップには勝てない」と、堅実なプレーと攻撃テニスのバランスを模索した1年でもあったⅢ「成果」2012年(22歳)全豪で四大大会初の8強に。ロンドン五輪でも8強、楽天オープンで優勝。20位圏内に浮上し、トップ10と互角に戦う自信ができてきた。「トップ20位としての貫録、強さを示したい」Ⅳ「苦闘」2013年(23歳)トップ10を目前にして、重圧が襲った。精神面からプレーも崩れ「夏に思うような結果が出なかったのは悔しい部分」。年間、大怪我なく戦えはしたが、壁を破るには何かが必要だったⅤ「変化」2014年(24歳)マイケル・チャンコーチを迎えて転機が訪れた。ついに攻撃的テニスが開花。「勝てない相手はもういない」という自信を胸にUSで準優勝、ツアー最終戦出場も果たし、世界ランク5位にⅥ「頂点」2015年(25歳)ブレイクを果たし、トップにアタックする用意は整った。全豪8強も「これからは、ここを越えていく」と上を見すえる。ランクはついに4位へ。頂点への道は完全に視界に入っている

感想・レビュー・書評

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  • 2015年、錦織圭が世界ランキング4位にランキングされていた絶頂の時にまとめられた本。
    「勝てない相手はいない」とまで本人がかたった時のメンタル、そこに至るまでの道が、本人のブログと、対戦成績、およ美、ライターの秋山さんのインタビューなどによってまとめられている。

    スポーツ選手のこういった本はいくつもあるが、
    事象や考え方が一般化されて、面白くない本もある。
    だが、この本は本人の心情がブログなどを通して、瞬間瞬間切り取られているので、面白かった。

    テニスが好きな人はぜひ。

  • 今では、日本を代表するテニス選手「錦織圭」は何度も怪我や不調に悩まされながらも常に前を向いて努力していることに感銘を受けた。特に「緊張しているのは、自分が戦闘モードに入っているから。ということは、緊張していないとおかしい。」という発言にすごく共感した。2014年の全米オープンで準優勝の快挙を果たした彼は、いつか必ずグランドスラムの頂点に立つことが出来ると、改めて実感することが出来た。

  • 錦織の過去5年間の記録を、本人のブログ記事と記者の目線を加えることによりまとめられた一冊。これまでの経歴、ランキングが上がるまでの過程、故障や大きな試合での挫折、輝かしい記録など、読んでいるだけで胸が熱くなり、錦織を絶対応援したくなる一冊。また、ブログ記事をそのまま掲載しているので、錦織のちょっと可愛いところや、淡々と自分を振り返り立ち向かう部分を知ることができる。個人的には最初の方にあった島根の方言に興奮した。ただ、一般公開されたブログ記事なので、このタイミングで商売としてまとめて売っちゃおうというお手軽感は否めず、新しい情報は特にない。テニスプロの一年間の流れ(グランドスラム、ランキングレースなど)を知らなくても、これを読めばすっきり頭に入る!

  • 帯文:”自らすべてをつづった初の著書” ”

    目次:この本について、プロローグ ~2009年 秋山英宏、Ⅰ「復活」2010年(20歳)、Ⅱ「模索」2011年(21歳)、Ⅲ「成果」2012年(22歳)、Ⅳ「苦闘」2013年(23歳)、Ⅴ「変化」2014年(24歳)、Ⅵ「頂点」2015年(25歳)

  • これまでの錦織くんの活躍を自身のblogに加え著者が語っていく。
    錦織くんの小学生の文集も掲載されてました。

  • I wouldn't read this book, if I hadn't known that the contents of it and his blog are virtually identical.

  • -2016/2/8
    自分の人生だし、自分がいけるとこまで楽しんで進んでいきたい
    誰かを追い越すとか、誰かに抜かれるとかではなく、自分ができる最大の努力をする

  • 錦織さんのプログ+長年取材をしてくれている方の視点の記録

    錦織さん
    しっかりしてるけど、若者っぽくて好印象。

    更に上へと高みを目指す姿がステキです。
    これからも応援していきます(^^)

  • 2011.01.04遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年も皆さんに幸せが来ますように。僕にも 人間の本当の強さは、何度転んでも起き上がれること 大会を勝ち抜いていくうえで、攻めて勝つテニスだとプレーにムラが出てしまう どのスポーツでも、精神的なものは大きいですね 緊張というと、何がモヤモヤしたものというイメージがありますが、実は緊張はすべて自分でコントロールできるもんだなと。今更ながらに思いました テニスはすごく頭を使うスポーツで、常に次のポイントの作戦を考えたり、相手のショットを素早く予測したりしないといけません

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