- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163900568
作品紹介・あらすじ
気鋭の映画評論家・コラムニストの町山智浩氏による「週刊文春」人気連載の単行本化、第二弾!アメリカの政治・経済・エンタメを現地リアルタイムレポート。澤井健氏の爆笑イラストも収録しました。(「まえがき」より要約)アメリカで話題の言葉は、面白い。面白くて怖いーー。「共和党の候補だったミット・ロムニーは、20億ドル以上を投じた2012年の大統領選を、たった二つの失言でしくじりました。本書では政治家の発言以外にも、『トロフィー・ワイフ』のように学校や職場では使うのをためらう言葉、『フォトボム』などネットとスマホの時代に生まれてアッという間に広がった新語も紹介しています」〈本書に登場するUSA語録〉レッドネック=貧乏白人キッズヴォート=こども投票マンスプレイン=男がドヤ顔で講釈垂れることドーマ=結婚防衛法パンプ&ダンプ=ボロ株を使った詐欺プライムエア=アマゾンの無人ヘリによる宅配デトロピア=デトロイト+デストピア など 全74のキーワードを収録。
感想・レビュー・書評
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半分ぐらいの厚さにしてほしい。(出版の間が短くなるし、値段も半額で、話題も古くならないし、気軽に買える。)
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2012年8月から2014年3月にかけて週刊文春に掲載されたコラム「言霊USA」をまとめたもの。
アメリカの時事ネタを映画や下ネタと絡めつつ解説しているのだ、すごくためになるし、恒例のツッコミも面白い。
2014年4月に発売されたものなので、なるべく早く読むと新鮮です。 -
週間文春で連載中の町山智浩氏による現代アメリカのコラム集「言霊USA」の本第2弾。2012年から2014年の間の出来事が収録されているコラムになります。
セレブリティや有名人、キャスター、政治家と様々な人々のことを取り上げこれだけわかりやすくポップに切り抜く町山さんのコラムはいつも素晴らしいです。日本にいては絶対に知りえないアメリカの現状はうーん、どんどん悪くなっている印象です。
以前の町山さんの本のレビューでも書きましたが、アメリカでの出来事は対岸の火事ではなく、日本人・日本にとっても起こり得るもしくはすでに起こっている出来事でもあります。例えばこの本に書かれている「Revenge Porn」ですが日本でも社会問題になっていますし、どんどん増える自己責任論者を観ているとオバマケアですら騒動になったアメリカを観ているようです。
このシリーズは続々続刊中ですのでそちらもこれから読んでいきます。こういった時事ネタ中心のコラム集はできれば出た瞬間に読み始めたいものです・・・ -
『週刊文春』に連載された、アメリカの時事ネタを綴るコラム「言霊USA」の単行本化第2弾。
軽快なコラムを笑って楽しみつつ、アメリカの「いま」を知ることができる本だが、ときおりちょっとシリアス系のネタが挟まれている。それが全体からくっきり浮かび上がるようで、強い印象を残す。
たとえば、パーキンソン病と闘うマイケル・J・フォックスが、「パーキンソン病で引退した元キャスター」を演じるコメディ番組(!)でカムバックしたことを取り上げた一編。
その番組を通して、過酷な運命をも笑い飛ばすアメリカ的たくましさを、町山は謳い上げる。いかにもな「美談」調ではなく、あたたかい笑いに包んで……。 -
シリーズ3冊目くらい?の本。独特の切り口と挿絵が実に面白い。なぜ本書に出る記事、ネタが日本でほとんど報道されないのか?全然印象が違うのに。本書の内容がより真実、とまでは言えないかもしれんが、国内事情と大きく異なる視点が良い。日曜の番組で取り上げればいいのに(一時期取り上げられてたような気がするが・・・)
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町山エッセイもの最新刊。テーマや題材や手法は違えど文章の楽しさ、情報の確かさ、話のツイスト加減などどれを読んでも面白い。リアルタイムが一番なのだけど、それはラジオでカバーするとしてコラムの単行本で追確認ということになる。大統領選でさらにネタが多量に湧き出てくるのだろうな。興味ねーよな芸能ゴシップまみれの日本と比べると結局民度はアメリカに軍配上がっちゃうのかも。
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「知ってても偉くない」というよりも、「偉い人はほとんど話題にしない」アメリカの現在。マスコミ報道のアメリカがいかに一面的、表層的なのかがよくわかる。
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この作者、アメリカ人が嫌いだな?
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302.5