マラソン中毒者 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマン

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 207
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163766201

作品紹介・あらすじ

ベンチャー企業の投資家として世界を飛び回る著者が、「ラン」と出会ったのは、4年前。当時はスポーツとは無縁の超インドアおでぶさん。初めはWiifitだった。それでは飽き足らず、外に出始めたら、あっという間にのめりこみ、2011年にゴビ砂漠250キロ、サハラ砂漠250キロ、2012年に北極点マラソン、南極100kmマラソンを完走。2013年3月にはチリのアタカマ砂漠250キロでチーム戦優勝を果たした。5月には日本の川の道520キロを6日間かけて完走し、ハイペースでレースに出場し続けている。現在、参加したレースは80を超える。彼のランの特徴は、記録にこだわるレースもあれば、被り物(最近は主にダイコン)をして楽しんでレースに臨むところ。本書は、世界一となったアタカマ砂漠完走記を中心に、北極点マラソン、南極マラソン記も収録。我々が通常見ることのできない様々な景色を、ランを通じて筆者が見せてくれる。そして、なぜ彼はチャレンジし続けるのか、その答えは読むものを刺激する。52ページのカラー写真も併せて楽しめる。

感想・レビュー・書評

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  • なかなか良かった。写真もいい。
    巻末の著者のレース戦歴を見たら、一つだけ私も同じ時に走った大会があった。
    (もちろん南極でも北極でも砂漠でもなく、そこら辺の河川敷の大会です(^_^;))

  • チャレンジあるのみ。マラソンはじめて半年でサブフォーも凄い。

  • まさにジャンキーだあ(笑)
    フォームがどうとか靴がどうとかのレベルの話は一切なし。このレース面白そう…でポチリと登録な人達。そうよね、人生一度きりだもん楽しんだ者勝ちだ!東大出て生物学者になる筈だった人生が大転換だ。
    しかし、天候に振り回されっ放しのスケジュール(風が止んだら夜中でもスタート!)にオンボロ飛行機、暖房器具のない局地のテント…でも「外部からの生物や細菌は持ち込まない」南極条例は遵守、ってバランスが可笑しい。だって野糞で国際紛争だってよ…尾籠で済まぬ。

  • マラソン世界一のビジネスマン

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=091953

  • 俺もまだまだやってやると思えた!

  • 面白い。ノータイムポチり、すごい。
    TEDで小野さんの講演見たけど面白い。
    やはり飛び抜けた行動力は人を魅了する。

  • 1/414

  • 「ダイエット三日坊主あるある」の代表的な理由 ウルトラトレイル・マウントフジ ココロの羅針盤 「距離の長い大会ほど、参加者の平均年齢も上がる」という事実 。 ノルウェイのオスロ国際空港 バケージロスト スノーモービル おそロシア こんな場所まで来たからこそ、順位ではなく、悔いのないランをしたいんだ。 出しうる飴玉をつぎつぎ使って宥めながら、がむしゃらに前へと足を伸ばしていく。 ホクホク笑顔で生命保険屋さんを呼ばれてしまわねよう、生存報告だけはキッチリしておかねば。 テキトー感極まりない 「北極点にニンジャ刀を突き刺した、地球上初めての生命体」「自分がしたいチャレンジの、最大のハードルは自分自身」『北極点事変』 安心しろ。北極同様、白夜だから、常に昼間だ。 北極海に浮かぶ巨大流氷である北極と違い、南極は大陸の上に分厚い氷が覆い被さっている分、標高が高いのだ。その分、余計に気温が低いのだろう。 反乱軍が蜂起ほうき 賛美歌が流れ出し、後光とともに天使が降りてくる、そんな楽園にいるのではないかという一時が訪れる。 ゼッタイ、自分にだけは、負けるな。 縁えにし 孔子の格言、「過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如し」流石は僕等の女神アリーナたん。今日もどSにやってくれますな! 人は、精神状態次第で、肉体的な痛みや疲れの感じ方を大きく変えられる生き物だ。 いわば「ツンデレ」パターン まさにその「デレツン」パターン 天現寺交差点の歩道橋 「つらい時こそ、ユーモアと笑顔」の精神 人生は有限です。でもだからこそ、僕らはチャレンジを続けるのです。こんなにもクレイジーでステキなレースにチャレンジできたことを、全ての友達、家族、そして先祖達に感謝しております。 以前はよく見えてなかった「自分が生涯をかけて取り組むべきコト」が少しずつクリアになり、「実現したい未来」へと着実に近づいているように感じている。右往左往したり七転八倒しながらで、ゴールは遥か彼方、見えないくらい遠いけど。そういえば、僕はランナーとしても、同じようなコトを学べているようだ。 「宇宙人に拐われて、頭に変なモノを埋め込まれた」と言っているが、勿論、いきなり激変した訳ではなく、様々な人に出逢う中で、ひょんな縁で「自分もあんな人間になりたい」と思える友人らに巡り会い、夢中になって彼らの背中をただ追いかけているうちに、少しずつ心を開き、人と喋れる人間へと成長し、飲み会では誰よりも周りを盛り上げなくては気が済まないほど騒がしい人間にまで変わってきた。 動かなければ、見える景色は変わらないままだけど、動いてみれば「こっちは何だか違和感がある」「コッチはひょっとしてイイかも」などと、自分の進みたい方向が徐々に見えてくる。ダーウィン先生だって言ったそうじゃないか。「未来に生き残る生物は、最も力の強いものでも、賢いものでもなく、最も多くの変化のチャンスを創ったものだ」と。動かなければ、未来は変わらないどころか、沈んでしまう。変化や失敗を恐れず動けば、進化のチャンスはいずれ生まれる。そんな風にして、人は育ち、進むべき道を見つけ、未来を変えていけるのだろう。 限られた時を全力で刻んで、前へと、進もう。

  • ◆「できるかどうか」ではなく「やってみる」◆
    ランニングブームの今、ランニングをする1人としてこの本に興味を持った。著者は運動習慣ゼロだったが、35歳にしてダイエット目的でランニングを始め、ラン歴数年で北極、南極、砂漠、モンブラン、ジャングルなど、世界中を走ってしまった。しかもフルマラソンにとどまらず、100㎞200㎞それ以上・・・。「一体何がしたいの?」状態だが、「こういう人もいるのね」感覚で読むのもおもしろい。写真も載っているのでランの世界をめぐることができる。

  • 笑えて、泣けて、久々におもしろかった。
    著者の明るくポジティブで一見チャラい感じなのに、下調べや優勝スピーチ等チキンでまじめなところもいい。
    南極北極のアバウトレースも楽しい。
    写真もステキ。
    著者自身にも興味が湧いてきました。

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