- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163754208
作品紹介・あらすじ
18万部のベストセラー『つなみ』完全版。岩手、宮城、福島の子どもたち総勢115人の感動の作文集。大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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ここまで多くの当事者である子どもの作文を集められているのがすごい。
はやく被災地を訪れたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地震後一ヶ月の頃に書いた作文
まだまだ残る地震の恐怖が拙い文章から伝わる
家族をなくした、家をなくした、友達をなくした、避難所の苦労、どの子も大変な状況にありながら、もらったプリンがおいしかった、とか、友達と遊んで楽しかった、など、ささやかな楽しみを持とうとしていた
そして、前を向こうという言葉、自衛隊の皆さん、たくさんの方への感謝の言葉がたくさん書かれていた
福島の子どもたちの作文が新たに加わっていた
彼らの被災はなかなか終わっていない
避難先を探す旅、避難先でのいじめ、被爆の恐怖
地震がきっかけではあるが、人災に苦しめられているとしか思えなかった
彼らが地震を忘れることはない
しかし、少しでも心穏やかな日が、彼らにたくさん訪れますようにと思う
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子ども目線での東日本大震災。拙い文章に籠められた思いと、編者の聞き取りによる作文に籠められなかった思いを知り、胸がつまる。地震・津波に遭い避難生活を送る子ども達の前向きさや明るさも知ることができた。避難所で友達と遊ぶ楽しさを書く小中学生が多く、本当は楽しいことばかりではないだろうに、救われるような気がした。原発事故に起因する避難は、他の地区とは別の過酷さだ。避難所を転々とさせられ、より遠くへ避難した子(家族)は、謂れのないいじめ・中傷に遭っていた。受入側の態度に、それがごく一部だったとしても憤りを感じる。
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朝の礼拝の紹介本です。
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3月11日今日は何の日『東日本大震災』この一冊‼︎
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資料ID: W0169308
請求記号: 369.31||Ts 75
配架場所: 本館2F書架
大宅壮一ノンフィクション賞