橋をかける 子供時代の読書の思い出

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 139
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (92ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163753102

作品紹介・あらすじ

皇后 美智子さまが語る少女時代と読書の思い出。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館。日英両方読んでみたけれど、特に英文の美しさがさすがと思った。
    美智子様が特に戦時中にされてきた経験の中で、本への渇望や読む喜びは、もしかしたらこの情報過多の現代では難しくなってきているのかもしれないなと思った。情報が限られているからこその想像力や憧れは、もう懐古的なものになりつつあるのかもと思ってしまったのが、悲しい。

  • 気品とはこういうことか。と、理解できる本です。

  • 現在の 本がたくさん読める状況を有り難いと思うし、軍靴の音が聞こえる時期にも 子どもたちのために様々な文学を編集して下さった方たちに敬意を示したい。

  • 美しい本でした。お言葉が綺麗です。

    ・人は自分の外と内に対して橋をかけ、生きている
    ・本は人生の悲しみ、喜びを知るきっかけとなるもの。自分の根となり、また可能性を広げる翼となる。その根と翼が、自分が内外に橋をかけるときに大きな助けになった
    ・本は人生が単純ではないと教えてくれた

    このようなお言葉が書かれています。

    良いと思った点3つ
    ①綺麗な言葉、思考に触れることができた
    ②悲しみを知る、という観点はなるほどと思った
    ③幼少期の読書が大事だと再認識した

  • 【2022年度「教職員から本学学生に推薦する図書」による紹介】
    風間俊治先生の推薦図書です。

    <推薦理由>
    在学中に、noblesse oblige に触れる機会を得る、貴重な一冊といえましょう。

    図書館の所蔵状況はこちらから確認できます!
    https://mcatalog.lib.muroran-it.ac.jp/webopac/TW00367069

  • 言葉の選び方、表現の仕方、美しくも親しみ溢れる。

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著者プロフィール

美智子
皇后。昭和9年10月生まれ。聖心女子大学文学部を卒業されたのち、昭和34年、テニスを通じて皇太子・明仁親王(当時)とご成婚。初の民間からの皇太子妃となったことで、当時は「ミッチー・ブーム」が起きた。皇太子妃から、今上天皇即位に伴い皇后となる。読書が趣味で、少女時代も本に支えられてきたという談話が残る。英文学に親しまれていることもあって、まど・みちおの詩を英訳し、まどが国際アンデルセン賞を受賞するきっかけをお作りになったことでも知られる。著作として、講演録『橋をかける』、歌集『ともしび』。「ねむの木の子もり歌」作詞者でもあり、著作権を社会福祉法人日本肢体不自由児協会に下賜、これをもとに「ねむの木賞」が設けられることになった。

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