- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163743103
作品紹介・あらすじ
避難者に物資を届ける姉妹、濁流から10人を助けた元ラガーマン、被災地に留まるフィリピン人看護師。東北・東日本の地元県紙から感動の震災ニュースを厳選。3月11日、被災地で起きた本当のこと-。地域に密着した地元新聞だからこそ書けた、心を揺さぶる感動の人間ドラマ94本を収録。
感想・レビュー・書評
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池上彰さんと文芸春秋との企画。東北・東日本の地方紙が伝えた震災のニュースを厳選して掲載している。地元紙ならではの地域に密着した内容。活字が伝えてくれるものを改めて実感した。
ほんの週植木はすべて義援金として寄付される。
多くの人に読んでほしい、そして地方紙という現在苦しい経営状況にあるメディアが今後も残ってほしいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB06169617
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地元紙だからこその細やかな文章と真実。
活字をゆっくりと読む。
胸を打たれた。
そして
「ここから」なんだと。
「まだまだ、これからなんだ」と。
この本を届けたくて・・と池上彰氏。
ほんとうに、そう、思う。 -
地元紙は強い。
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2011/07/31-09/13 心を打つのは、「殉職者たち」である。自分自身が生きることを大切にしている人こそ、他人に対して優しくなれる。命を掛けて救助活動を行うには、命そのものの価値を十分理解することが重要である。
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<特に考えさせられたこと>
*きめ細かい情報の伝達こと地方紙の出番
*情報は、生きる糧。活字の形で情報を届けることで、読者の役に立てる
*生きるために必要な情報を届ける新聞
*耐えて残った「希望」の1本
*私たちはここに残る(福島のフィピン人介護士候補4人「見捨てられない」と決心 -
3.11以後の東北地方を中心とした新聞記事の集成。それぞれの記事ももちろんそうなんだけど、巻末の池上さんの言葉はぐっときた。
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東日本大震災被災地の地元で発行された新聞記事を集めて掲載している。地元紙だからこそ記事にできる、現地に密着した様々なニュースから、被災地の様子や人々の思いがよく伝わってくる。「新聞」という情報メディアの重要性に改めて気づかされる。
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ローカル紙の記事から、震災直後の個々人の直面した逸話を集め、まとめた本。
池上彰氏が前書きで書くように、映像資料の一挙にどっと入ってくる感覚と、文字を追うことの噛み締めるような感覚の違いを思った。