かつて白い海で戦ったー沢木耕太郎ノンフィクションV

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 72
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163648903

作品紹介・あらすじ

リングという海に「いつか」を待ち続けたボクサーとともに過ごした幾つもの季節-。

感想・レビュー・書評

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  • カシアス内藤

  •  すごいボリュームです。カシアス内藤のことは名前くらいしか知りませんでしたので、よくここまで書けたな、という感じです。
     目標とする試合までに、降りかかるさまざまな難題で、チームの心が一つにならないところが、とてもノンフィクションとは思えませんでした。

  • 「ノンフィクション」全集5冊目はスポーツ(長篇)。永遠の名作『一瞬の夏』を中心に、カシアス内藤を取り上げた作品が収められています。作品の前に付記されたノートで沢木耕太郎が、「クレイになれなかった男」を第1部、「一瞬の夏」を第2部として、仮に「冬の戴冠」と名付けられた第3部について言及していて、僕はその発表が待ち遠しくて仕方ありません。本書は『ミッドナイト・エクスプレス』同様上下2段組で、内容ぎっしりです。

    クレイになれなかった男
    一瞬の夏
    リア

  • 再読。サクセス・ストーリーでないのが良い。(だからといって、主人公が不幸だというわけではない)

  • 読む度に 最後は分かっているのに・・・

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

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