お言葉ですが

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163521107

感想・レビュー・書評

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  • 昔文庫本で散々読んだ高島俊男さんの本。
    一昨年亡くなった父が、この本を貸したらすごく喜んで「次を持ってこい」と催促したものだった。
    だから文庫本ではほとんど揃ってるんだけど、今回は市立中央図書館で借りて順番に読む、のであつた。

  • 小気味よい。

  • 私たちが気がつかずに使ってしまっている変な日本語の数々。そして常識を破るようなその主張。どれも楽しく読ませられ、改めて自分自身を含め、いかに日本語が乱れてしまっているのか反省させられる好著でした。「馬から落ちて落馬して」に類した言葉の何と多いこと!例えば「挙式をあげる」「自民党が過半数を超える」。また拉致という言葉がかなり新しい和製漢語だという事実。「ず」と「づ」の出鱈目な使い方。「べし」と「べき」の混乱はあの小宮悦子アナウンサーの責任!「十戒」は「じゅっかい」ではなく「じっかい」が正しいなど。「じゅ」と呼ぶのは「東京弁」に過ぎないとはびっくりです出巣。このシリーズは全部読む価値がありそうです。

  • 高島さんの言葉の使い方の主張は本当にためになる。
    それでいて読んでいて楽しい。

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著者プロフィール

高島 俊男(たかしま・としお):1937年生れ、兵庫県相生市出身。東京大学大学院修了。中国文学専攻。『本が好き、悪口言うのはもっと好き』で第11回講談社エッセイ賞受賞。長年にわたり「週刊文春」で「お言葉ですが…」を連載。主な著書に『中国の大盗賊・完全版』『漢字雑談』『漢字と日本語』(講談社現代新書)、『お言葉ですが…』シリーズ(文春文庫、連合出版)、『水滸伝の世界』『三国志きらめく群像』『漱石の夏やすみ』『水滸伝と日本人』『しくじった皇帝たち』(ちくま文庫)等がある。2021年、没。

「2023年 『「最後の」お言葉ですが・・・』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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