合気を極めた男・佐川幸義 孤塁の名人

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163268408

感想・レビュー・書評

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  • 前半は同じ事の繰り返し。最後の数十ページがあれば良い。

  • 同じことの繰り返しで、途中で飽きてしまった。最後まで何とか読めたが、本でこの凄さを伝えるのは難しい。

  • 合気の不思議さになまじ武道の素養のある著者が惑いに惑ってしまい、小説を書くはずが結局何も書けずに、だらだらと「驚いた、佐川幸義は凄い人だ、理解不能だ」と慨嘆しながらも、「死んでしまったからには書いて残さなきゃ」という義務感でなんとか脱稿したという感じ。
    中身は無いけど佐川幸義及び大東合気に興味があれば読むと面白いかも。

  • 4月28日

  • 日本柔術の源流といわれる総合古武道
    竹内流 〜 楽しい稽古を目指して 〜

    [習い方の五ヶ条]

    第一ケ条 教えられれば嬉しがる事
     

    第二ケ条 すぐやると云う事
     

    第三ケ条 目的を持って工夫すると云う事
     

    第四ケ条 他と比べると云う事
     

    第五ケ条 教えると云う事
     

    『習い方に教えると云うことは不思議に思うかも知れないが、習う事は教えると云う
    ことによって完成するのである。教えながら方法や工夫が再度吟味され、経験の反省や
    整理や記憶の確認がされ、これによって習得した事が完成されるのである。また指導す
    ることにより創意工夫に磨きがかかり、独自のものが出来るようになる事を目標にせよ
    と云う、それは結局習うことは教える段階を経てやっと完全になるからである』

  • 小説家津本陽氏が接点のあった合気の大家、佐川幸義氏の伝記をまとめたものです。
     武道の世界は奥の深いものですが、佐川氏の合気の世界は佐川氏以外誰も再現できない世界、なのだそうです。
     その極意を言葉で表すと、「皮膚の下の筋肉を支配する」。
     文中に何度も想像を絶する、という言葉が出てきます。

  • 最期の武術家といわれた晩年の佐川幸義師に合間見え、体験した合気の姿を筆写する。痩躯の小柄な80才近い老人の体に触れたとたん、はじきとばされる・・まるで魔法のような技は無敵であり誰にも修得できない。合気は意識の技術であり、エネルギーとしての気とか催眠術の類とは異なるもの。物質としての肉体だけではない、物質的システムを切断してしまう技???。チンプンカンプンになるけれど、世の中には魔法のようなことを実際にできる人がいたようだ。人間とは凄い能力を秘めているのだな。

  • 読む 08年5月

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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