雲雀

著者 :
  • 文藝春秋
3.72
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本棚登録 : 90
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163227504

作品紹介・あらすじ

崩壊するハプスブルク帝国を舞台に展開される、人の心を読み、あやつる異能者たちの闘い。活劇、恋愛そしてSF-小説のあらゆる魅力を取り込んだ奇跡的傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 2004-04-00

  • 何年か前に読了。前作 天使の姉妹編、というかサイドストーリーと後日譚。短編連作なので軽い文体に感じた記憶がある。ジョルジュがメインの最終話が一番面白く、天使を読み終わった気になった。

  • 4/4 読了。
    「天使」の世界に魅了された人間にとって最上の読者サービスにあたる連作短編集。オットーとカールはいいキャラだし、グレゴールとヴィリの愛憎関係はこれだけでも読ませるし、ジェルジュに復讐するために国家を裏切るヨヴァン萌えだし、何よりディートリヒシュタイン!お前!となる最終話「雲雀」で、超能力者たちの闘いは、爽快感溢れる喜劇的な終結を迎える。

  • ところどころ凄く楽しめるのだけれど、もうかなり忘れている「天使」もう一度を読まなければ、理解度は低いままになりそうなので、近いうちに「天使」を再読予定に入れておくということで。

  • もっと読みたいんですけど。

  • 『天使』のキャラクター達のスピンオフ的短編集。時系列的には『天使』以前も以後もあり。

  • 図書館。

    「雲雀」のオチに爆笑。

    (10.01.22)

  • いかんせん、『天使』を読んだのがだいぶまえなので、登場人物が同定できないんであった。うぎゃー。
    えーと、ジェルジュの経歴ってどんなんだったっけ?(←頭をかきむしる。)
    実は萌えで読むのが正しいんじゃ・・・、とちょっと思ってしまった作品だったのでした。

    追記:後日文庫も購入。やっぱり面白かったです。『ミノタウロス』にくらべるとこの頃はまだだいぶ読みやすいなあ。

  • 好:「猟犬」「花嫁」

  • やはり人物に魅了されます。敵も味方も無邪気なのもうさんくさいのも暗躍してるのも。とりあえず青年時のスタイニッツ顧問官に夢中。そしてラストが爽快。『天使』の姉妹篇ですが、先に『天使』を読んでいた方がわかりやすいと思います。

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著者プロフィール

1962年、新潟に生まれる。1991年『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。2002年『天使』で芸術選奨新人賞を、2007年刊行『ミノタウロス』は吉川英治文学新人賞を受賞した。著書に『鏡の影』『モンティニーの狼男爵』『雲雀』『激しく、速やかな死』『醜聞の作法』『金の仔牛』『吸血鬼』などがある。

「2022年 『吸血鬼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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