秘太刀馬の骨

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163136400

感想・レビュー・書評

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  • サラリーマンは大変だ。外に出掛けりゃ派閥争い、家に帰れば妻の機嫌伺い。血なまぐさいのが、現代社会と違うところ。結末は、家庭のハッピーエンドで、よくある企業モノと一緒。藤沢作品がサラリーマンに人気があることが良くわかりました。

  • 11月3日 第6回日比谷図書館チャンプルでお借りしました。

    正義は勝つ、ではなく、悪は滅びる、を書き出したように思えました。
    何が悪なのか、という疑問は置いておくとして、そのような歴史のために隠れている秘密があったという、そしてそれを知っても尚、秘密のままにしておく、言わば男のロマンな話でした。

  • 結末に、ほっと癒されました。
    秘太刀を探して手練れに挑む中で、人が抱える”秘密”にも触れ、純化された剣の道中においても息吹く人としての生活をかいま見る思いでした。

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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