- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152097965
感想・レビュー・書評
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'23年1月22日、Amazon audibleで、上巻を聴き終えました。
いやぁ~ここまで、時間がかかった!なんと、2週間!
正直にここまでの感想をいうと…展開が遅くて、イライラしました。上巻の最後の方で、ようやく事件が起きます。
僕には合ってないのか…評判の良い小説ですが、つまらないと感じました。全然、集中力が保てない(╯︵╰,)
我慢に我慢を重ね、ようやく上巻をクリア…下巻に、期待します(ᗒᗩᗕ)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
A.J.フィン著
「映画好きの貴女にピッタリ 沢山の映画作品のタイトルや引用があるよ!」と友達に薦められて読んだ本。
確かに 映画のタイトルが色々出てくるが、残念ながら…古いモノクロの時代作品 タイトルは聞いた事があるような気がするが 観た事のない映画が多かったのが残念…
ヒッチコックの名前が出てきた時はモノクロでも これは知ってる!と何故か嬉しかったくらい(笑)
物語の始まりは まさに、ヒッチコックの「裏窓」を彷彿させるものがあったけど…内容が かなり違った。
こんな探偵役?のミステリーとは?最初は戸惑いもあり 少し馴染むまでに時間がかかった。
以前は海外小説ばかり読んでいたのに…暫く 海外小説から遠のいており、久しぶりに海外小説を読み出した時は 懐かしい感覚さえしたが…
(上)では ひたすら ワインを飲む またワインを飲むというシーンが多過ぎて 何処から 事件は始まるんだろう?
もっと 本の中で紹介されている映画そのものに絡む内容ではないのだろうか?と思いながら (下)に続く… -
ミニコメント
2018年に発表のデビュー作にして、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーリスト初登場1位の快挙を成し遂げ、その後も29週にわたりランクイン!
英米で100万部以上の売上を記録し、現在、世界31カ国で出版されている。
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1226430 -
SL 2021.6.5-2021.6.15
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こんな良質なサスペンスを読むのは本当に久しぶりで、夜を徹っして一気読みしたいところだったが、平日の夜に読み始めてしまった関係で 3晩かけて読了。
Agoraphobia で家の外には一歩も出られない女性主人公が、隣家の殺人シーンを目撃するところから話は始まる…というと、ヒッチコックの「裏窓」を思わせるが、事実、主人公はフィルム・ノワールの大ファンで、その「裏窓」をはじめ、作中で触れられた映画は(上巻末尾にあるリファレンスによると)62作。向精神薬を常用していて、アル中で、サスペンス映画の見過ぎという主人公の一人称ナレーションなのだから、当然、とてつもなく「信頼できない語り手」であり、何を信じられて、何が信じられないのかという緊張感が常につきまとう。トリック自体は凡庸で、かなり早い段階から、まあなるそうだろうなと思わせるようなオチではあるのだが、そんな凡庸なプロットはおまけとしか思えないほどサスペンスが凄い。
訳者解説によれば、最近はこの「信頼できない女」スタイルが流行りらしく、そう言えば、『ゴーン・ガール』も『ガール・オン・ザ・トレイン』も読みたいと思って読めてなかったので、読もう。 -
感想は、下巻にて。
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ヒッチコック裏窓のオマージュ
古い映画のフレーズを引用しつつ、アル中の医師が発見したミステリーを描く。
導入部である上巻は伏線がめぐらされていると思い、下巻が楽しみ。 -
あらすじだけ読むとパトリシア・ハイスミスやルース・レンデルを想起するが味わいが異なる。家族と別居した中年女性が一人家に引きこもり、朝から大量のワインと精神薬を浴びるように飲んでいる。ヒッチコックなど大好きなモノクロ映画を観ていない時は、窓から愛用のニコンカメラで近所の住人の様子を監視する。"スパイごっこ"と自嘲するが、肉親以上に生活のリズムまで把握し記録する。驚かされるのは、これだけ変質的な異常行動の様子が描かれているのに、読めば読むほど主人公が身近に感じられること。特に広場恐怖症のパニックの描写が秀逸。
「わたしはうめいている。すべり落ちている。雪崩になって落ちていく。片手は煉瓦を掻き、もう一方は空を掻く。目玉が揺れてひっくり返る。紅葉した葉の毒々しい赤、次に闇。・・・視界が白く飛び、すべてが白くなり、白い色がどろりと溶けながら目に押し寄せてきて、濃く、深く、そこに溜まる。声を上げようとすると、唇が砂利にこすれた。コンクリートの味がした。血の味も。大きく広げた手足が地面にじかに触れていた。体の下で地面が波打っている。わたしの体は波打ちながら空気を揺らしていた」
「『助けて』わたしは叫ぶ。だが、出てきたのはささやくような声だ。その声は、のどの奥から忍び足で出ていこうとして、舌の上でのたうち回った。『たーすけて』もう一度、助けを呼ぶ。今度は歯が言葉を食いこむ。電線を噛んでしまったみたいに、口から火花が散り、それを浴びた声は導火線のように火を噴き、まもなく爆発する。わたしの悲鳴が響き渡った」。すでに映画化が決定しているらしいが、これほど生々しい描写が容易に映像化されるとは思えない。 -
図書館で上巻だけ回ってきた。我慢できずに読んでしまい、下巻が来るのを今か今かと待ってます。
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下巻にまとめて。