機龍警察 未亡旅団 (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者 :
  • 早川書房
4.22
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本棚登録 : 620
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094315

作品紹介・あらすじ

由起谷警部補が街で出会った子供は、チェチェン共和国から侵入してきた女性だけのテロリスト集団、『黒い未亡人』の一員だった……。日本SF大賞&吉川英治文学新人賞受賞シリーズの最新第4弾

感想・レビュー・書評

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  • レビューを読むのも好きなんです

    単なる活字中毒かもしれません
    ただ実用書、絵本、エッセイ、漫画、音楽、映画についてのレビューは読みません(例外はあります)
    自分でも登録しません
    どこかで線引しないと1日ブクログ漬けになってしまいますのでw

    それにしても皆さんのレビューすごいですよね
    熱の入ったレビューの中にはプロの書評家顔負けのものもあって本当に面白いし参考になるし何より尊敬しちゃいます

    適当が服を着て歩いているような自分にはとても真似できませんし、まぁ真似する気もないんですが
    そして今日も適当なレビューを書き散らかしています
    全くもって作品に関係ないただの日常を書いて終わってる時もありますからね
    ひどい話だ

    『レビュー考察 始終余談』なんちて

    さて『機龍警察 未亡旅団』です

    今回は由起谷主任と城木理事官メイン回で敵対するテロリストとしてチェチェン紛争で家族を失った女だけの『未亡旅団』が登場します

    東ティモール、北アイルランド、ロシアンマフィアときてチェチェンですよ
    作者はシリーズで世界の紛争地域を取り上げていっていますが、悲しいことに世界は紛争に溢れていてどこまで行ってもネタ切れにはならなそうです

    しかも今回は少女たちに自爆テロをさせるという信じられない所業の集団であり
    なんとかこの少女たちを助けたいと考える日本警察は無謀な作戦を実行し後手に回り多くの被害を出すことになります
    うーん
    考えちゃいます
    いかにも日本的発想ですよね爆弾を持って突っ込んでくるテロリストを子どもだから助けたいって
    もちろん自分もどうにか「助けてあげたい」って思っちゃうんだけど
    そのために何十人もの犠牲者が出てその中には子どももいるかもしれないし、親を殺された不幸な子どもを何人も作り出すことになるかもしれないし
    うーん
    答えは出ない
    そして登場人物たちもそれぞれの答えを探して葛藤します
    やはり機龍警察シリーズは人間ドラマだ

    作中、捜査班の由起谷主任はテロリストの少女カティアに向かって他人の痛みは分からない『自分だけの痛み』と向き合い、目を背けず、為すべきことを為せと諭します
    他人の痛みを思いやること、あるいは自分の痛みを分かってもらい赦しを得ようとするのは逃げることだと

    でもやっぱり他人の痛みに目を向け理解するように努めることは大事なことなんじゃないかなと思うのです
    それが世界から紛争をなくす道に繋がっていると自分は思うのです


    『DRAG-ON』

    龍騎兵は搭乗員の音声コードによるシフトチェンジによりアグリメント・モードに切り替わる
    電磁センサーは自身の耳目となり、機体への負荷は自身の痛みとなる
    精神と情報、肉体と機体の境が消滅し龍騎兵の性能は飛躍的に向上する

    『DRAG-ON』

    そう叫ぶことで自爆テロこそが自分に与えられた使命だと信じる少年兵たちの心の痛みを世界が自身の痛みとすることはできないだろうか

    • 土瓶さん
      まっちゃん。こんばんは~^^
      実はこれ呪文です。簡略バージョンですが「うきょ神様」を呼び出す呪いです。
      なんのことかさっぱりでしょうが(...
      まっちゃん。こんばんは~^^
      実はこれ呪文です。簡略バージョンですが「うきょ神様」を呼び出す呪いです。
      なんのことかさっぱりでしょうが(笑)、わたしの本棚の「硝子の塔の殺人」のレビューを読んでいただければわかります。
      そして、おびのりさんに怒られます。ひまわりめろんさんと二人して呆れられます。
       
      それで、やっとこちらは沼というか、湿地から脱出。ザリガニが鳴いてました。
      2022/08/07
    • ひまわりめろんさん
      うきょ〜!
      せっかくかっこいい感じにまとまったのに台無しやないかーい!
      ってよくかんかたら冒頭でダジャレ言ってる時点で自分で台無しにしとるや...
      うきょ〜!
      せっかくかっこいい感じにまとまったのに台無しやないかーい!
      ってよくかんかたら冒頭でダジャレ言ってる時点で自分で台無しにしとるやないかーい!
      2022/08/07
    • 松子さん
      うきょ神様とザリガニ沼見てきたー
      おもしろかったよー(≧∀≦)
      そして、鉄板悪役の話、そうそう!って
      大きく頷いたよっ(^^)
      うきょ神様とザリガニ沼見てきたー
      おもしろかったよー(≧∀≦)
      そして、鉄板悪役の話、そうそう!って
      大きく頷いたよっ(^^)
      2022/08/07
  • シリーズ第四作目。
    「機龍警察」は文庫で読むと決めていたのだが中々文庫化されないので我慢出来ずに遂に単行本を購入。

    本書は「機龍警察」のコミカライズ版を読んで原作が気になったものの中々読もうという気にはなれなかった自分を書店でチラリと読んだだけで「これは読まなければ!」と決意(という程おおげさなものではないが)させた作品である。(その理由は後ほど)

    第一章 黒い未亡人
    第二章 取り調べ
    第三章 鬼子母神
    からなる本書。
    なんと!第三章の舞台となるのは我が地元!!
    しかもユーリvsシーラが行われる場所は自宅から自転車で20分で行ける複合コンベンション施設!!
    そう!「機龍警察」を本気で読もうと決意したのは我が地元が舞台になっているからに他ならない。(単純な理由で あ~あ お恥ずかしったらありゃしない)

    〈砂の妻〉シーラ
    〈剣の妻〉ジナイーダ
    〈風の妻〉ファティマの三人をリーダーとする女性達だけで構成されたテロリスト集団「黒の未亡人」が日本に入国。
    自爆テロを厭わない集団に特捜部は過酷な戦いを強いられる。というのが大まかなストーリー。

    「機龍警察」において子供達は凶悪な力の前に常に危険に晒される。
    子供達は守るべき存在の代表とも言える。
    しかし、その守るべき存在が倒すべき相手だったとしたら?
    今回の敵「黒い未亡人」は14歳の少女達を機甲兵装に乗せ自爆テロを仕掛けて来る。
    特捜部はいかにして少女達の自爆を防ぐのか?
    普通ならそれをメインに物語は進むのだが、そうならないのが「機龍警察」。
    そこに特捜部捜査班 班長 由紀谷と少女テロリスト カティアとの交流、特捜部 理事官 城木とその家族の受難、城木の義姉 日菜子とシーラの情念を絡めて、読み手の此方を惹き付けて止まない。
    と書いておいてなんだが今回は
    ・姿、ユーリ、ライザ突入班と少女達が乗る機甲兵装との初戦。
    ・鈴石 緑の立案による少女達の救出作戦を兼ねた第2戦。
    ・姿vsファティマ、ライザvsジナイーダの死闘。
    ・ユーリ(バーゲスト)vsシーラ(ヌアラ)の激闘。
    といった戦闘シーンが印象に残った。

    そして今回の泣き所は
    1 由紀谷のカティア取り調べ。
    2 カティアに自身の過去を話す由紀谷の姿にモスクワ民警時代の仲間を思い出すユーリ
    3 取り調べのやり方に迷う由紀谷に〈痩せ犬の七ヶ条〉の一つ(『自分自身を信じろ』)を教えるユーリ。
    4 少女達の救出に失敗し魂の慟哭を上げるライザ。そしてそれを共有する鈴石 緑。
    5 ラストシーン。
    いつもの様にホロホロとそしてオイオイ泣いた。
    SF、警察、謀略、ミステリー、冒険というジャンルでありながら、これ程泣かせる小説が他にあるのだろうか?(あるのだろうけど)
    もし今後、公式等で「機龍警察」のジャンルを表示する事があれば是非「泣ける」を付け足してほしい!

    尚、本来なら舞台となった複合コンベンション施設に聖地巡礼に行くべきなのだが未だ行ってない。
    ユーリとシーラの激闘に巻き込まれたら危ないので。←そんな事あるわけない!!

    • 松子さん
      だ、だ、だ、だーさん、
      未亡旅団の文庫本ですとっ⁉︎
      買う絶対買っちゃう!解説読みたいもん
      そして新作連載が近いかも…、だなんて
      嬉しすぎる...
      だ、だ、だ、だーさん、
      未亡旅団の文庫本ですとっ⁉︎
      買う絶対買っちゃう!解説読みたいもん
      そして新作連載が近いかも…、だなんて
      嬉しすぎる予告?予想?予報?ありがとうございます。ウキウキして心に羽が生えたようです(^^)

      そうそう、ケールねっ
      麦わら帽子かぶった、お髭生やしたおじさんの絵が可愛いお菓子…、ってそれは「カール」だっ♪
      2023/04/08
    • darkavengersさん
      ゼンさん
      新作連載は自分の予想だから落ち着いて!

      それはさておき、ゼンさんのだじゃれがどんどんレベルアップしてる!!
      ゼンさん
      新作連載は自分の予想だから落ち着いて!

      それはさておき、ゼンさんのだじゃれがどんどんレベルアップしてる!!
      2023/04/08
    • 松子さん
      だーさんの予想、大当たりしますように!(^人^)

      えっ、だじゃれ、レベルアップしてます?
      そんな風に言ってもらえるなんて、
      だー先生、ご指...
      だーさんの予想、大当たりしますように!(^人^)

      えっ、だじゃれ、レベルアップしてます?
      そんな風に言ってもらえるなんて、
      だー先生、ご指導のもとダジャレの勉強をしてきた甲斐がありました。ふひひ。うれしっ♪
      2023/04/09
  • もうスゴイ、圧倒的、言葉がない、かくて機龍警察シリーズと月村了衛氏は自分の中で神となった。

    今作について何か語ろうとする時、何から手をつけていいのか?様々な出来事が乱立し、無駄は一切なくて、それぞれに濃密なる意味とカタルシスがあり、過去作品との繋がり、キャラクターが交わることにより発生する彼らの内省の変化…敵味方合わせて膨大すぎるのだ!それなのに苦もなく読ませる筆力、神と言わざるをえない。

    それでも特に己に残った部分は、由紀谷警部補とカティアの邂逅、そして第2章「取調べ」だった。

    由紀谷警部補はシリーズを通して特に印象深い、笑顔の優しいイケメンらしいし、時折覗かせる闇も、彼の警官魂の熱さと、壊れやすくて儚げ感も、読者の心を鷲掴みにしてきた。今作では冒頭から、彼とテロリストである少女カティアの出会いが描かれる。もうこの先の予感だけで心震えた。

    女だけのテロ集団「黒い未亡人」過去最強の敵である、その尖兵であるカティアと由紀谷が正面からぶつかる「取調べ」シーンはシリーズの中でも例がないシーンであり、由紀谷、カティア双方の心の叫び、慟哭、咆哮が切り刻みあって、少女テロリストと警官、あまりに違いすぎる二人の融和が描かれる。息詰まる展開の果てにとうとう重要情報の引き出しに成功するものの、さらに重大な事実が暴かれて…とクライマックスとなる。こういう繋ぎも含めてほとほと上手い。

    最後の章はいつも通りのアクション、スリル&サスペンスシーンで安心感のある面白さ。見えざる「敵」の正体もやや浮き彫りになりつつあった。

    総じて語りたいことたくさんありすぎる!キーワードだけでもあげておくことにする。

    由紀谷とカティアの二重写しのように描かれる、シーラと○○の出会い、そして日菜子との関連、
    鬼子母神、
    「取調べ」でユーリが由紀谷にかけた言葉「自分自身を信じろ」、
    決死の作戦に就くこととなったカティアにライザがかけた言葉「おまえは私より強い」、
    すっかり癒し系なカンジの姿警部と缶コーヒー、
    最強の敵「黒い未亡人」とのガチ対決「姿vs風の妻ファティマ、ライザvs剣の妻ジナイーダ」、
    城木警視の心象変化とっても危険な兆しが見える、
    母を亡くした子、母に捨てられた子、
    新キャラ桂女史ステキだわ~

    そして何よりチェチェン紛争、これは事実なのである。

    ラストはカティアから由紀谷への手紙で締めくくられる、滂沱の涙必至であり、最高の読後感であった。

    まだあった!馬面の曽我部警視、公安外事第3課長けっこういい奴じゃない?今回出番多くて沖津を食ってたような?よいキャラなので今後の活躍に期待である。

  • こんな面白い小説は無い。警察の高級官僚のやりとりとか鳥肌ものだ。

  • テロリスト、、、今回は、女性子どものテロリスト。ラストの戦いが圧巻で最後の最後に泣いた

  • 堂々のこのミス第5位。
    連作にも関わらず、しかも4冊目なのにこの評価!凄いんじゃない?
    ドラグーンに乗る搭乗員を順番に紹介するシリーズは終わってどうするのか、と思っていたら自爆をものともしない最強テロ集団「黒い未亡人」が登場。
    女だけの戦闘集団、しかも自爆させるのは少年兵(少女)と言う日本の常識では有り得ない、しかし世界の潮流の中で見れば現実に有りうる組織。
    これに立ち向かう日本警察、如何に近未来の設定とはいえ描写は難しいだろうな~との危惧をものともしない作者の筆力。
    少年兵と戦う搭乗員と整備主任の苦悩が描写されるが特にしつこくもなくサラッと流す。
    特捜と外三、神奈川県警、警視庁、と登場部署はやたら多いが最初の登場人物一覧表に戻ることなくスラスラ読める。
    なんでかな~と思ったら外三の曽我部さんの如く人物描写・造形が上手いから。馬面が浮かんでくるもんね。突然登場した桂女子も然り、重要人物はチャンと印象に残る。
    一方どうでもいい人はホントにどうでもいい役割しか与えられていない。上手いよな~、勿論計算づくなんだろうけど。
    アクションシーンは相変わらず素晴らしい。初回は顔見世、2回目は1対1の格闘戦をたっぷり、ラストはビル内での機甲兵装同士の格闘戦、これが凄い。
    非常階段の入り口を爆破し廊下を破壊し壁に激突しながら身長3メートルのロボットが暴れまわる。う~ん、見たい!
    アクションシーンをたっぷり見せて最後に届くカティアの手紙。ひらがなだけの文章が却ってグッとくる、もう泣ける、泣ける!
    「敵」の正体はおぼろげなまま、まだまだ続きそうだけど次回作はどうするんでしょう、敵を強大化するだけだとドラゴンボールになってしまうし。
    でもきっと月村さんは、いい意味で期待を裏切ってくれるでしょう、期待度120%です。

  • 完璧。今回は再びテロ。とはいえ、チェチェンのテロリストと言うこれまた世界の政治情勢を背景にしたリアルな設定。それも未亡人旅団と言う戦争の惨劇の申し子のようなテログループを設定し、世界の戦火の現状を描く。そしてもう一つ意表をついたのが、今回の主人公は姿ではなく、由起谷。由起谷とテロリストの少女、その兄とテロのリーダーという二重構造の人間関係が濃厚に描きこまれる。一方でリアルで悲惨なテロとの戦闘シーンも描きこまれている。近い将来このようなことが起きかねないのが本当に怖い。
    これだけ悲劇的な内容なのに、熱い感動があり、しかも読後感が爽やかな感動なのもスゴイ。この作者は本当にうまい。多彩な登場人物を配しながらもどこも破たんしないどころか過去の話まで上手く取り込んでより高いレベルで物語を完成させている。読むごとにレベルが高くなっている。これほどの実力を持つ作家も日本には少ないのでは?

  • このシリーズは巻が進むごとに面白くなっていきます。今回の主人公(っぽい)は由起谷警部補。そして世界的自爆テロ女性グループのカティア。
    チェチェンとロシア、そこで起こっていることを知らないことを、申し訳なく思いながら読んだ。
    憎しみと愛が交わった時に個人的な闘争エネルギーが生まれるのだろうか。ユーリとライザの過去が今回の話に生かされ、より鮮明に、政治の不安定で生まれた不幸を際立たせていた。最後泣けます。

  • 機龍警察シリーズ第四弾はこれまでの作風からまたちょっと変えてきた。今回は突撃要員ではなく由起谷・城木が主役。作者の月村さんは特に由起谷がお気に入りなんだろうなというのが伝わってくる(実際、次作の短編集でもフューチャーされている)。今回は戦場で常に犠牲となる女性と子供からなるテロ組織が空いて。自分たちの身を守るための自衛組織がいつの間にかテロ組織に変質していく恐ろしさが書かれている。またそんな組織に物心つくころから身を寄せる少女シーラの心情も上手く描かれている。そのシーラと由起谷との取調室でのやり取りがこれまでの龍機兵との動的活躍とは対照的な静的緊張感に溢れた良作。由起谷は幼いころからテロ組織で育った少女を変心させることが出来るのか。シーラと“死神”ライザの一瞬の邂逅も後々意味を持ってくるあたり良く練られている。そして日本に上陸したテロ組織「黒い未亡人」の目的とは。これまでどちらかというと宮近より好感の持てた城木の身近にまで<敵>の魔手が近づいていて彼の気持ちの揺らぎも伝わってきて、ますます次作が楽しみである。

  • 「機龍警察」シリーズ4作目。
    今作はチェチェン紛争で家族を失った女性・少女で構成されるテロ組織「黒い未亡人」との闘い。未成年でありながら機甲兵装を駆り自爆をも辞さない敵と対峙することとなる特捜部。これまでとは全く異なる困難な任務、そしてある意味では最強の敵。緊迫感が尋常でない。
    戦闘シーンも安定の迫力。「風の妻」ファティマVS姿・「剣の妻」ジナイーダVSライザの生身での白兵戦、ビル内部で繰り広げられる機甲兵装同士の肉弾戦は手に汗握る激しさ。
    何よりも少女テロリスト・カティアの存在が大きい。
    真正面から向き合う由起谷に心を開いていく姿、同じような境遇のライザからのメッセージ、裏切り者になりながら仲間を救うための決死の行動。胸が熱くなるシーンの連続。
    そして悲劇的でショッキングな今作でラストのカティアからの手紙が一縷の救いと希望になっている。ひらがなという所がまたいい。
    個人的にはシリーズ最高の内容。

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著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

月村了衛の作品

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