- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152090683
感想・レビュー・書評
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小難し過ぎず、ちょうど良い。いい話ですな。
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☆4つ
しかしまあなんとも味気ない題名だ。この題名がもっと奇想天外な題名ならこの本もう少し有名になったかも知れないゾと思った。例えばそうだなぁ『人工知能は地球滅亡の夢をみるか』(あ、あれに似てる!って。まあ小稚感想などへの些末な指摘はよせよぉw)
作者山本弘との出会いは数年前の『MM9』でした。『MM9』を読んだときはかなりの衝撃を受けた。怪獣物語を小説でここまで映画やテレビっぽく描く人を知らなかったから。
しかし日本人作家の書くSFはなんとか解るので好印象ですね。海外の翻訳SFはさっぱりわからない。読んでる日本の人はトーゼンわからない。もしかすると翻訳した先生もわからない。そぉしてたまには書いた外人作家さんも実は分ってない。ぎゃ!! -
ミラーマターの巨大質量の星が地球軌道に大接近。さあどうしよう。
山本さんのSFの中ではかなり濃密な部類に入るのではないでしょうか。ミラーマターとか反物質とかタキオンの振る舞いとか、予習しないと楽しみきれないかも。まあ予習なしでも冒頭から心折れる展開でこの先どうなっていくのかどきどきしながら最後まで読めました。
ストーリーはもちろんなのですが、随所に山本さんの社会への眼差しが差し込まれていて、いつもながらそれがとても世界観に深みを与えていて読み応えがあります。それとバーチャルな女の子たちは山本さんの趣味出過ぎ。
とりあえずプロジェクトぴあのから読まないと世界観の前提がわからないと思うのでまずはそちらをお楽しみください。この本もすごく面白かったです。 -
地球移動について正面から挑んで読みごたえはあったが、キャラクターへ感情移入ができなかった。スリリングなところも感動したところもあるけど。
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帯にはハードSFとあるが、普段ライトノベルを読む層からハードSFはちょっと……という層の間くらいにちょうど良い感じ(私)。
2000年代後半の文化やブームが色濃く反映されていることや、地球の中では日本中心に書かれているのが、読みやすくもあり、人を選ぶかも。 -
プロジェクトぴあのを読んで、本作がそれと世界観を共通する世界観であることを、ここの他のレビューで知って、再読。ぴあので語られたエピソードが、本作でもそのまま語られており、本作だけでは何故、何の伏線もなく、そういう話が語られていたのかが分からなかったが、両作を続けて読むとよくわかる。では、この作品の後日譚もあるのかと思われるが、それはそれで期待したい。