そして誰もいなくなった (クリスティー・ジュニア・ミステリ 1)
- 早川書房 (2007年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152088819
作品紹介・あらすじ
オーエンと名乗るなぞの人物に招待された年齢も職業もばらばらの十人の男女が孤島の邸宅に集まったとき、おそるべき殺人ゲームの幕が開いた。部屋に飾られていたぶきみな童謡の歌詞どおりに、一人また一人、客たちがつぎつぎと姿の見えない殺人者の犠牲になってゆくのだ。だが、島には十人のほかにはだれもいない。犯人はこのなかにいるのか?正体不明の犯人の狙いはなにか?そして、最後に生き残るのはだれなのか。
感想・レビュー・書評
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『恐るべき太陽』(ミシェル・ビュッシ著)の前に本書を読んでおきたかったが、図書館の貸し出しが間に合わなかった。
どなたかのレビューで、ではなくて、『恐るべき太陽』のなんと本文にて著者が思いっきり本書『そして誰もいなくなった』のネタバレをしている。
だから本書を初めて読むにもかかわらず、大事な点を知った上で読んだのだが、私は間違った人物を犯人だと判断して読んでいたので、最後の種明かしに至るまでの間、普通に騙された。
図書館にあったのは、この児童書だけだったのだが、サラッと読めて私にはこれで丁度良かった気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリーの原点であるこの作品を未読だったので読んでみた。たしかにミステリーの要素がたくさん散りばめられていた。さすが名作。
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ちゃんと犯人がいた。
面白くて3日で読み終わった。
登場人物が多い上に海外の作品ということもあり人名がカタカナのため、はじめの方は誰がどんな人物だか何度か読み返さないとわからなくなることがあった。
ただ、それぞれの人物のキャラクターが立っていることもあり、人物を一致させてからはすごく面白く臨場感ある物語を楽しめた。 -
メンタルやられてる時にミステリは読むものではない…。
でもミステリの金字塔というか、義務教育だと思うので…。
うええ、さすが!
元々ミステリは謎解きとして読んでないけど、でも犯人が最後まで分からなかった。
これをジュニア向けとして翻訳した青木先生凄い! -
<AND THEN THERE WERE NONE : Christie Junior Mystery>
さし絵/水戸部功
カバー写真:Alamy/PPS
装幀/ハヤカワ・デザイン -
以前にも読んだことがあるのだけれど・・・忘れてしまっていた。でも、おかげで楽しみながら再読できた!先日テレビドラマでやっていたので、急に読みたくなり図書館で借りてきました。歌に合わせて進められる殺人事件。秘密を隠し持つ10人の人物。腹の探り合い。そしてあっと言わせるラスト。疑心暗鬼となった人々の心理を読み、状況を分析し、犯人を考える。まさにミステリの楽しさが詰まっています。
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やはり、無人島にあった詩のように人が1人2人と消えていくところが最高に面白い。