巨石: イギリス・アイルランドの古代を歩く

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152087409

感想・レビュー・書評

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  • 1冊まるごと、イギリス、アイルランドの巨石群。石、石、石です。ページをめくるたびに、ストーンサークルや列石が次々に出てきます。それだけこの地にはあるってことですね。

    10年あまりにわたってブリテン島とアイルランドの遺跡を写真に収めてきた山田氏。特にルイス島のカラニッシュ、オークニー諸島を訪れて以来、巨石の魅力にとらわれてしまったといいます。単純にこの石の風景が好きだといいます。岩の間を歩いていると、石器時代なのか、はたまた超現実派の絵の中なのかわからなくなるといいます。そんな時間が好きとも。まさに、屹立する、並んだ、「石の魅力」です。あますところなくそんな不思議な空間の空気が伝わってきます。

    イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドに分け、場所のカラー地図をつけ、説明をつけた。説明に関しては山田氏は写真家なので、参考文献により記したとあります。

    ブリテン島だけでもストーンサークルは1000以上、巨石を単独で立てたスタンディングストーンや列石は全部で数千にものぼるといわれます。


    表紙はウェールズ、ペントレ・アイヴァンのドルメン。


    2006.6.30初版 図書館

  • 最近の研究成果も反映

  • 写真は綺麗だが、文章はあまり面白くないと感じた。

  • イギリス・アイルランド地方の謎めいた古代の「巨石遺跡」を豊富な写真とともに紹介する本書。文書を読み込むのも良いが、ぱらぱらとページをめくっていくだけでも海外を旅しているような感覚が味わえるのが楽しい。

    巨石遺跡にまつわる歴史・宗教・風俗等が非常に詳細に記されており、10年以上遺跡を歩き回って調べたという著者の情熱が感じ取れる。ストーンヘンジのような"謎"の遺跡がどのような経緯で、どのような工法で作られたのかなど、今まで考えたこともなかった点に挑んでいく知的興奮が楽しい。

  • 2012年6月26日

    <MEGALITHS OF BRITAIN & IRELAND>
      
    造本・装幀/山田英春

  • 巡ってみたいけど無理だろうな。

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著者プロフィール

山田 英春(やまだ・ひではる):1962年東京生まれ。国際基督教大学卒。ブックデザイナー。古代遺跡・先史時代の壁画の撮影を続けている。石の蒐集家でもある。著書に『巨石──イギリス・アイルランドの古代を歩く』(早川書房)、『不思議で美しい石の図鑑』(創元社)、『石の卵──たくさんのふしぎ傑作集』(福音館書店)、『インサイド・ザ・ストーン』(創元社)、『奇妙で美しい石の世界』(ちくま新書)、『風景の石パエジナ』(創元社)、編書に『美しいアンティーク鉱物画の本』(創元社)、『奇岩の世界』(創元社)などがある。

「2023年 『ストーンヘンジ 巨石文化の歴史と謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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