天使の傷 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房
4.13
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本棚登録 : 188
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151832550

作品紹介・あらすじ

元刑事の死を追う心理士のサイラス。そして明らかになるイーヴィの過去とは? 英国推理作家協会賞を連続受賞したシリーズ第二作

感想・レビュー・書評

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  • 続きものを片付けちゃおう!
    成長の証ってやつですな
    続きものを片付けるとどこがどう成長したのかは謎

    はい、前作よりサスペンス度が上がった気がしますね〜
    今回主人公の臨床心理士サイラスは嘘を見抜く少女イーヴィーの過去をイーヴィーを見つけた元警官サシャと共に調査していきます
    どうやら児童連続誘拐事件を追っていた刑事が殺された事件とイーヴィーの過去が繋がっていそう

    そして調査を続けちょっとずつ真相に迫って行くとともに姿の見えない敵もちょっとずつサイラスとイーヴィーに近付いてくる足跡が聞こえる!そんな上巻でした

    少しずつ心拍数が上がる展開が面白い
    おし、下巻や!

    つか、みんなブクログからベストユーザー賞のメール来たんかな?
    わいんとこ来てない気がするんだが…
    まぁ別に巾着いらんけど、あれ年間ベストみたいなん聞かれるんよね?(去年もメール見てないんでよく分からんw)

    あれでわいとみんみんと一Qさん全員『海の教場』にしたらおもろいな〜とか思ったんだけど、まあいいや

    • 1Q84O1さん
      メール来ました
      メールというかブクログのアプリを開いたら受賞者専用フォームとかいう画面がバン!と出てきました
      で、今日来て締切が明日までにな...
      メール来ました
      メールというかブクログのアプリを開いたら受賞者専用フォームとかいう画面がバン!と出てきました
      で、今日来て締切が明日までになってるw

      『海の教場』にしましたよw
      (^^)v
      2024/02/06
    • ひまわりめろんさん
      わいとこも来てたw
      わいは乙女の本棚シリーズから『蜜柑』ってうそー!嘘やん
      『海の教場』に決まってますやん
      やだわ〜(お前な)
      わいとこも来てたw
      わいは乙女の本棚シリーズから『蜜柑』ってうそー!嘘やん
      『海の教場』に決まってますやん
      やだわ〜(お前な)
      2024/02/07
    • 1Q84O1さん
      乙女の本棚でも面白かったかもしれませんねw
      みんみんさんも『海の教場』かなw
      乙女の本棚でも面白かったかもしれませんねw
      みんみんさんも『海の教場』かなw
      2024/02/07
  • 待ちに待った第2弾。
    イーヴィの謎に迫る本編。
    なにが起こるのかドキドキしながら読み進める。
    上巻では大した進展なし、想像ばかりが膨らむ。

    急いで、下巻へ。

  • 「天使と嘘」のサイラスとイーヴィが主人公の第2弾。イーヴィの過去が明らかにされつつ中で、謎の男からの魔の手が迫る。読み易さに加えて展開の速さにページを捲る手が止まらなかった。
    ハラハラドキドキで、早く下巻が読みたい。

  •  あまり日本では翻訳されていないのだが、どの作品も外れなし。オーストリア人だがイギリス在住経験もある著者ロボサムは、北欧ミステリーにも似たキャラクター中心の決め細かさを備えた文句なしにおススメ作家である。このレベルで安定して走り抜けている作家なので、本来もっと読まれる需要はあるはず。未訳作品の日本市場での販促は本邦の出版社一同に、是非とも加速化して頂きたい。

     さて本書は前作『天使の嘘』シリーズの続編である。前作では特異極まりないヒロイン。嘘を見破る特殊な能力を持つイーヴィ。死体と一緒の塒で生き残っていたのを幼児の時に発見された出生不明の少女イーヴィーの魅力と謎の部分は、本作である程度解明されてゆくことになる。

     無論、イーヴィとのコンビであるサイラス。家族全員を狂気の兄に殺害された無残な事件の生き残りであり、臨床心理士であるサイラス。彼の造形も本作ではまた深まってゆく一冊となっている。前作読者であれば垂涎ものの何とも楽しみな一冊である。

     例によってイーヴィとサイラスという二人の語り手による物語運びは前作同様、巻置く能わずのリーダビリティ。何より生を求める傷ついた二つの心の成長の物語であり、愛を求める彷徨のドラマであるように見える。熱さでいっぱいの魂の叙事詩だ。

     特に最終章は、泣けること請け合い。三作目続編もあるとのことだが、ここまでの二人の主人公の過去を清算に運び込む物語は、本作までの二作で、一端完結する。ただ、ここまで魅力的な二人の主人公をここで使い捨てしてしまうのもなかなかもったいない。これだけのオリジナリティを持った印象的なキャラクターはそうそうないはずである。

     なのでシリーズ続編という三作目も、首を長くして待ちたいと思う。また本主役コンビのみならず、未読独立作品もこの作家は是非読まねば。ロボサム、の名は、ぼくの熱気の中核に、永遠に刻み込まれてしまったと思う。

  • 半年前に退職した警視が死体で発見された。臨床心理士サイラスは現場の状況を心理面から分析し自殺ではないと警察に助言する。元警視は現役時に担当した児童連続誘拐殺害事件を今なお追っていたらしい。その犯人はすでに逮捕され、獄中で死亡しているにも関わらず……さらに捜査で発見されたメモには、サイラスがかつて出会った嘘を見破る能力を持つ少女イーヴィの異名「天使の顔(エンジェル・フェイス)」の文字が――シリーズの核心に迫る第二作。

    イーヴィの過去パートとサイラスとサシャの探索パートが絶妙なバランス。下巻に続く。

  • エンジェル・フェイスの二作目。

    イーヴィはサイラスとの暮らしから児童養護施設に戻され、
    相変わらず問題行動を起こしている。

    一方、サイモンはとうとうサシャを見つける。
    殺人事件の起こった家で隠れて暮らしていた
    エンジェル・フェイスことイーヴィを発見した特別巡査だ。
    イーヴィを知り、助けるために重要な人物。
    そこへ、元警視が自殺したと連絡が入る。

    あっという間に自殺ではなく、殺されたと判断された元警視は、
    過去の子供の連続誘拐殺人事件を調べていたことがわかる。
    その中には、「エンジェル・フェイス」の文字が。
    そしてその調査の資料を求めて偽の刑事が遺族を訪れ、さらに人が殺される。

    (下巻へ)

  • シリーズ2作目。今作ではサイラスの身の上をさらに深く描くと同時に、謎だったイーヴィの過去がついに明かされはじめる。解決済みだったはずの事件を皮切りに、イーヴィとサイラス二人が胸の奥底に沈めかかえてきた悲痛な思いも浮上し、読むスピードを加速させた。引き続き下巻を手に取りたい。

  • 「When She Was Good」
    天使の嘘の続編。元警視の死の真実と、イーヴィの過去を探る話。
    過去のイーヴィとテリーを見てると、イーヴィにとってのサイラスは、テリーの代わりって感じに見える。
    元警視の死もイーヴィの過去も、ここまでであらましは見えてきてる感じ。更に引っくり返らなければ。

  • 過去の事件を洗い直す話は好きだし、それがイーヴィの過去と繋がるなら尚更。イーヴィの視点では、自分を不幸とすら思っておらず、既に諦めてしまっていて、優しくしてくれる人に近づきすぎるところが悲しい。
    下巻へ。

  • 前作をもっと記憶できていればと、自身の老化が何とも。

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著者プロフィール

マイケル・ロボサム Michael Robotham
1960年にオーストラリアの小さな町で生まれ、19歳でシドニーの新聞社の記者となった。
14年間、オーストラリア、イギリス、アメリカで新聞記者、雑誌記者として働き、1993年にゴーストライターとなって政治家、ポップスター、冒険家などの自伝を執筆した。
うち12冊がベストセラーとなり、累計200万部以上売れた。
デビュー作『容疑者』(集英社刊)以降マイケル・ロボサムの作品は25の言語に翻訳され、英国推理作家協会(CWA)ゴールド・ダガー賞、オーストラリア年間最優秀小説賞、ネッド・ケリー賞長編賞を受賞している。

「2021年 『誠実な嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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