- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150712570
感想・レビュー・書評
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ダールってこんな人だったの!という自伝。イングランドの寄宿学校の雰囲気が非常によく伝わってきます。鮮明な少年感情とか。両親がノルウェー人とは知らなかった…。
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敬愛するロアルド・ダールの少年時代の自伝。
イングランドの学校、寄宿学校で横暴な教師や寮監、先輩らにひたすらに反抗する姿が描かれている。
気に入らない生徒を簡単に鞭で打ったりしてた時代のおはなし。最後まで権力に屈しないで疑問を持ち続けるダールが良い。
屈しないけどあからさまに反撃もせずにちゃっかり卒業してちゃっかりシェルの採用に受かる所は、要領良いけど。
この経験が彼の作品に大きく影響しているのは明らか。「マチルダは小さな大天才」とか。
正しい者が、痛快な方法で悪を打ち倒す物語。正直な者が最後には報われる物語。
「チョコレート工場の秘密」には権力者という意味での分かりやすい悪は出てこないけど、貧しいけれど正直なチャーリーが最後に残る、という所はやっぱり正直者が報われる筋書きになってると思う。
ワンカさんが善か悪かは何とも言えないけど……
子供からみれば善の化身だろうけど。
実はあまり好きになれないワンカさん。
あとダールが子供時代に通ったお菓子屋さんの描写が詳しくあってわくわくした。リコリス・ブートレースだとかシャーベット・サッカーだとか、いかにも体に悪そうだけどわくわくするお菓子。
言うまでもなくチョコレート工場のネタ元。
でもお菓子屋さんの描写だけなら、「こちらゆかいな窓拭き会社」の冒頭部の方がわくわくする!
窓拭き会社すきだー!
なぜハヤカワ・ミステリ文庫から出ているのかだけが謎。続き(就職してから作家になるまで)もあるみたいだから読みたいなあ。 -
2/17 こころがほかほかする.
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「チョコレート工場の秘密」の作者の自伝本。これを読んで「あなたに似た人」を書いた人と同一人物ということを知りました。びっくり。小さいときから就職先が決まるトコまでが書かれています。
学生時代の体験が「チョコレート・・」の基になってるようですな。 -
大好きなロアルドダールを久しぶりに読みました。
何故か今まで読んでいなかった‥‥子供時代の経験が作品に影響したことがよく分かる本でした。 -
一箱古本市
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『単独飛行』を先に読んで面白かったので、遡りたくなりこちらを手に取った。
生まれる前から、学校を卒業するまでの間のエピソード。意地悪な先生や先輩の話が多いが、常に変わらないのは母への敬慕の念でした。 -
私も晩年にこういう幼年時代を思い返したいものだ。
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横浜などを舞台とした作品です。
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ロアルド・ダールの6〜20歳までの思い出、自伝。
こんなにも自身の話を嫌みなく、誇張少なく、わくわく聴かせてくれる大人が、僕は大好きだ