神は数学者か?―ー数学の不可思議な歴史 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫〈数理を愉しむ〉シリーズ)

  • 早川書房
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150505073

作品紹介・あらすじ

宇宙構造から経済、言語まで、なぜ数学はわれわれの世界を説明するのにこれほど有効なのか。数学史を辿りながら壮大な謎に迫る

感想・レビュー・書評

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  • 数学は、発見か、発明か。

    僕にはちぃと難しいというか、馴染みにくい内容でした。

  • 2018.8.24 amazon ¥564-

  • 数式を使わずに、数学とは何かを歴史から掘り起こして説明している。文系頭には最高の数学説明書。数学は発見か発明か、というのが背後にある大きな命題。発見であるということは、もともと自然の中にある規則的なものを数学という形で表すことができることを「発見」したという意味。逆に発明であるということは、ヒトの頭が数学を作り出した、という意味。神は発見か発明か、という問いと同じだ。神が自らの想像で人間を作ったのか、人間が自らの想像で神を発明したのか。
    アルキメデスやピタゴラス、ガリレオ、ニュートン、ラプラスなど、数学が得意でない私でも一応は知っている人々の話を通して、カオスや非ユークリッド幾何学、ひも理論まで分かりやすく記述されていて、素直に面白かった。

  • 数学の歴史を簡潔にまとめてくれ、しかも数式が一つも出てこないので分かりやすく思考することができた。私は私達人類だけが見ることのできる世界にのみ通用する発明かな~という気がしてる。

  • 数学とは人間が発明したものなのか?それとも「元からある」ものを人間が発見しているのか?
    また、科学的な説明を数学が担えるのはなぜなのか?という点を数学思想史・科学思想史の視点から解説されています。
    非常に刺激的でした。数学に詳しくない方でも読めると思います。

  • [初版(第1刷)]2017年9月25日

  • 副題通り、数学(数理科学)の不思議な歴史なのだが、原典からの引用文とその出典が豊富でとても役に立つ。

  • 数学史の本、面白い。たくさんの天才達がいて、今の数学があるのだということはわかった。
    あと、1+1=2って経験則なのかーーーー。たしかに当たり前過ぎて証明もむずかしいのかも。
    後半の論理とかはちょっと言葉遊びのようにも聞こえて、難しかった。
    デカルトが座標系を作ったと聞いて、この人はホントにすごい。

  • おもしろい話しが続く。あくまで読み物である。

  • ”むしろ、彼にとって、世界の数学的性質は、「神は永遠に幾何学する」という事実の表れにすぎないのだ。”(「プラトンの洞窟へ」より)

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