人の心は読めるか?──本音と誤解の心理学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 309
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150504960

作品紹介・あらすじ

相手の心を理解していると思うのは、実は大いなる勘違いかも。誤解を防いでより良い人間関係を築くための8つのステップを紹介

感想・レビュー・書評

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  • 結論から言うと「人の心は読めない」。
    言葉と行動は違うし、行動から読むにしても状況によって本音かどうかはわからない。
    ただ、人の心が知りたいならば「聞く」しかない。
    それも「本音」を言えるよう安心できる状況をつくることが大事なのだとか。
    当たり前のことを言っているものの、ユーモアあふれる文体と具体的でわかりやすい事例を基に語られるので、共感しやすく読みやすい。
    ちなみに、購入の決め手となったのは、表紙です。

  • 人の心は読めないけど、
    読めないなりに、やりようはあるということがよく分かった。

    私が苦手なあの子も、あの子なりの考えがあって、そうしているのかもしれない。

    それを理解できた時、私はあの子を好きになるかも。

  • ふんわりとした内容

    人の心を推測する能力(第六感)は、人間に欠かせないものであり、この能力があるからこそ人間はこのまで繁栄できたのでないだろうか。

    だが、この能力があるからこその落とし穴があり、私たちはそれを自覚できていないし、することも難しい。
    この落とし穴とは
    ・自分の第六感を過信している。
    ・自分のことすらわかっていない。
    ・自己中心的な考え。
    ・ステレオタイプ。
    ・対応バイアス
    ・微表情

    この落とし穴をまずは認識し、相手の気持ちをわかった気になるのでなく、しっかりと相手の心に向き合っていこう。


    感想

    相手の気持ちをわかろうとする上で役に立つと思う。
    自分の第六感を過信することなく、真摯に相手に向き合おうと思った。


    こんな人にオススメ!

    ・自分の話しが相手にうまく伝わらないなと思って  
     る人
    ・付き合いの長いカップルや夫婦
    ・嫌いなグループがいる人

  • おもろかった

  • 人の心読むのは=当てずっぽうといっしょ

  • 要は、他人の考えはそんな簡単にはわからないし、ちゃんとわかろうと思ったら本人と話すしかないということ。

    人が何を考えてるか結構気にしてしまう自分としては、「あの人はこう考えてるかも、そうに違いない」という考えはほぼ妄想だし、実際がわかんないなら考えてもしょうがないと割り切れるようになったので、人生の(ちょっと)大きな方向転換となった本。

  • 相手の心は思ってるほど読めないよ、って本だった。

  • 人の心を正しく読むのは難しい。
    正しく読めた気になっているだけ。

  • 人の心は読めるのか?読めません、だから話し合ってください、という本。読心術の様な魔法は書かれていません。人や自身を見つめる時、その覗くレンズでどんなバイアスが生じるかのかなど、心理学の読み物によく記載されている内容が書かれています。黒人は、自身が黒人であることを認識させる言葉を見せると、その後の成績が下がる。だから黒人の成績が悪いのは黒人はダメというステレオタイプに毒された黒人自身が縮こまっているからで、元々黒人の成績は白人と同じであるはずだ、などの主張が展開します。表題の結論は8章のみ読めばよく、残念ながら面白みのない結論ですが、読めません、だから話し合ってください、です。「おわりに」に、心を読むのではなく、皆が直接話し合えば戦争はなくなるだろうと実は一番主張したいであろうことが書かれています。

  • <目次>
    はじめに  「第六感」はあるのか
    第1部  間違いだらけの「読心術」
     第1章  第六感を過信しない
     第2章  まずは自分の心を知る
    第2部  それに「心」はあるのか?
     第3章  相手の「心」を見る
     第4章  モノの「心」を見る
    第3部  相手は何を考えている?
     第5章  自分を基準に考えない
     第6章  ステレオタイプを味方につける
     第7章  相手の行動から本心を読まない
    第4部  どうすれば他人の目で見ることができるのか?
     第8章  読心術の達人になる
    おわりに  第六感とともに生きるには

    <内容>
    タイトル通りの内容。答えは「人の心は読めない」。相手の立場に立つよりも、自分ならこの場合どうしてきたのか?一般的にこのケースはどうしているのか?そういう経験値をベースに、オーソドックスな感覚で相手の心を推測していくこと。そして、まず相手に聴くこと。これに尽きるらしい。

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