日本‐喪失と再起の物語:黒船、敗戦、そして3・11 (上) (ハヤカワ文庫NF)

制作 : David Pilling 
  • 早川書房
4.20
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本棚登録 : 63
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150504885

作品紹介・あらすじ

黒船来航から3・11まで、相次ぐ「災いを転じて」この国は力強い回復力を発揮してきた。英国人記者が膨大な取材を基に描き出す名著

感想・レビュー・書評

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  • 海外記者による日本人論。
    うーん?と思うところもあるが、こういう視点から改めて日本を見つめてみるのも面白い。

  • "外国のジャーナリストから学ぶ日本の近代史。
    小泉首相時代の日本の政治を改めて振り返って気が付くこともあった。
    郵政民営化に賛成か、反対か、とメディアでは劇場型選挙をあおったが、それは、表面的な視点だったと。
    著者の視点では、これは過去の政治システムからの変革を目指したものであり、いわゆる金券政治の牙城、本丸であった郵政を民営化することで自民党の体制変革を狙ったものであったと。
    見事、自民党をぶっ壊した小泉さんだが、その後は急におとなしくなる。改革が矢継ぎ早に繰り出されることを期待していた有権者は肩透かしを食らった形になった。

    本書は一貫して、東日本大震災に寄り添った著者の視座がある。

    下巻を読み始めよう。"

  • 原題:BENDING ADVERSITY
    著者:David Pilling
    訳者:仲達志

    『日本‐喪失と再起の物語──黒船、敗戦、そして3・11 〈上・下〉』
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    【〈上〉簡易目次】
    第1部 津波
    津波―― 二〇一一年三月一一日、陸前高田
    逆境をバネにする――被災地をゆく

    第2部 「二重に錠のかかった国」
    島国であることの意味――日本人論の虚実
    「脱亜」への決意――日本外交のルーツ

    第3部 失われて戻ってきた二〇年
    無限級数のように――奇跡の戦後復興
    転落の後に――転機としての一九九五年

    第4部 ポスト成長神話
    ジャパン・アズ・ナンバースリー ――日本衰退論の嘘
    リーゼント頭のサムライ ――小泉純一郎とその時代


    【〈下〉簡易目次】
    第4部 ポスト成長神話(承前)
    ポスト成長期の日本――少子高齢化を超えて
    約束された道――模索する若者たち
    几帳の向こう側から――変化する男女関係

    第5部 漂流
    日本以外のアジア――歴史問題の呪縛
    異常な国家―― 二人の総理大臣の挑戦

    第6部 津波のあとで
    福島原発事故の余波――人災と脱原発
    市民たち――新たなる社会の胎動
    津波のあとで――復興へと歩む人々

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