モサド・ファイル――イスラエル最強スパイ列伝 (ハヤカワ文庫 NF 417)

  • 早川書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150504175

作品紹介・あらすじ

ナチスへの報復、テロとの果てなき戦い、各国のユダヤ人保護など、インテリジェンス作戦の真実を人気作家が活写。解説/小谷賢。

感想・レビュー・書評

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  • シリアの原子力施設の破壊、ナチス残党やハマス幹部の他国での暗殺、暗躍するスパイなど、殺られる前に殺るを地で行く国イスラエルの性格がよく現れている。悲惨な歴史を背景にして、日本とは考え方が全く異なることを理解しておくべき。

  • イスラエルの情報機関の暗躍を描くノンフィクション。
    かなりダーティな任務をこなしてきているようだが、困難な立ち位置にある国だからといって許容して良いものか、考えさせられる。

  • モサドの遂行した作戦の記録。国を守る覚悟が日本とは格段に違う。

  • ふむ

  • タイトルどおり、モサドの関わった事件のエピソード集というか、それこそ列伝。
    発表されている事件が割と古いものから、最近のものまで網羅されていて、読んでいて楽しかったです。
    ま、最近のものについては失敗したものばかりですが。
    (というか、成功したものについてはいちいち発表しないか。(^^;)
    失脚した政治家に正体をばらされるスパイとか、最後に家族に手紙を残して死刑になるスパイとか、小説かと思うようなエピソードばかりで、ドキュメンタリとしてはもちろん、スパイ小説的にも愉しめるでしょう。

  • イスラエルの対外情報機関「モサド」。謎に包まれたその実態をスパイ小説の巨匠が明かす。
    ホロコーストの首謀者アイヒマンの拉致、テロ組織「黒い九月」への報復、シリアと北朝鮮が密かに設置した核施設の破壊、さらにイランの核開発を阻止するための秘密戦争……。
    命賭けのミッションに挑むエージェントたちの姿を通して国家存亡を左右する暗闘の真実を描くベストセラー・ノンフィクション。

  • 世界最高と言われる、イスラエルの諜報組織モサドの活動が詳しく書かれている。
    時系列が章の並び順でないので少し混乱するが、フィクションの斜め上を飛び越えていく作戦が、実際に行われていく様子に息を飲みます。
    スパイに限らず、このあたりの水面下の戦いを見ると、日本の無防備さに改めて気づかされます。

  • 映画よりも映画らしいような話と聞いて興味がある。ここ50年くらいで一番逆境な国は間違いなくイスラエルなのでそれもまた然りかなとは思う。

  • ようやく読了。新聞記事みたいな事実の羅列が多く、読み通すのが大変でした。
    ただ内容の充実度はすごかった。相当取材したんだろう。
    とりあえず、イスラエルのスパイ機関最強ということがわかった。むしろ日本はこの分野甘すぎでは?とも思った。

  • 混沌とする中東の政治を理解する上でイスラエルの立ち位置を理解する必要があるし、それは表面の政治の世界だけでは理解できない部分がある。
    世界最強の対外情報機関といわれるイスラエルのモサドの活動を知ることで、裏の政治、これが事の本質だったりすることがある、の理解が深まったような気がする。
    本著は確かな筋の情報をベースに纏められたモサドの数々の活動に触れたものだが、成功した事例だけでなく失敗事例も含まれている。
    さながらスパイ小説を読んでいる感があるのだが、史実に基づくものなのでより惹きこまれてしまう。
    そして取り上げられている事件は政治の流れを変えるようなインパクトを持つ活動も含まれており興味が尽きない。

    機密と思われる情報に溢れた著書なのだが、これも公開することで敵対する対外情報機関を震え上げさせる効果もあると思われ、意図的なリークもあるのだろう。
    目には目を、といわれるが、無法で無慈悲な活動を通じて抑止力が働いていることも事実。

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