- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150414207
作品紹介・あらすじ
相棒はおれの頭の中にいる? 超異色のコンビが殺人事件に挑む! 全米ベストセラーのユーモア作家が贈る、笑いと涙のサスペンス
感想・レビュー・書評
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軽い感じでさくさく読める。年末に忠臣蔵みたいなドラマやってるじゃないですか。見てると結構ハラハラしてどうなるのか気になるが、最後はうまく解決するに決まっている安心感が確かにある。主人公の体にもう1人の人格じゃなくて人間が住み着く。殺されたっぽいんで、あなた(肉体の持ち主)事件を解決してください。本人自身にも沢山トラブルは持ちかかり、ちょっと読むのが忙しい。飼い犬がなつかないのに、居候にはあっさりなつくのが気に入らない。お前が餌をやってるのは俺なんだから俺に一番なつかないと駄目なんだぞ。そんなもんだ動物は。
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全体的に話の内容は3割ぐらいは省ける。
その大いなる蛇足、寄り道がお話に関係しているかと言われれば
大まかには関係はない。
ただこの作品に流れる空気を説明するには
必要な長さとも言えるし
世界観づくりという意味では増長ではないのかもしれない。
そしてアランという
ラディの頭の中にでてくる
謎の人物が精神を病んだ上での妄想なのか
本当に殺された人物なのかが
ストーリーの縦軸になるが
『誰に殺されたか』ではなく
『何故、殺されなければならなかったか』
で読者を引っ張っていく。
家族なんてもんは面倒で上手くいかなくて
揉め事ばかりなのにある意味で愛おしくて離れられない。
結果はうーん?!とはなるが
そんなものなのかもしれないなと不思議と納得できた。