暗殺者の復讐 (ハヤカワ文庫NV)

  • 早川書房
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本棚登録 : 239
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (619ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150413071

作品紹介・あらすじ

グレイマンを襲う精強な殺人集団。その一人の取った行動が、さらに大きな戦闘を生む!

感想・レビュー・書評

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  • 暗殺者グレイマン4作目。少しずつジェントリーの性格も把握出来始めて4作目で既に虜になった。

    今回はグレイマンの小暴れ程度という感じだろうか。終始余裕がありラスボス感がすごい。ちょっとギア上げると太刀打ち出来ない感じだった。

    終盤で凍死しそうになって民間の老人に助けて貰うところが何となくグレイマンっぽくて和む。

  • 暗殺者グレイマンシリーズ4作目。このシリーズ、回を追うごとにだんだん良くなってきている。とってつけた感がなくなってきてるというか、ぎこちなさが取れてきて、ハラハラドキドキに没頭しやすくなってきている。

    本作では主人公コートと同じような経歴を持つデッドアイという諜報員が登場し、何か思惑を秘めて暗躍する。コートだけでなくデッドアイの行動を楽しみつつ、デッドアイの行動を読むことでシリーズとしての伏線も次第に擬態的になってくるという構成が上手い。その分、強敵だったはずのタウンゼントガバメントサービスが狂言回しになるような、敵役のインフレ化が起こってしまうが、それはシリーズものあるある、なのかもなぁ。

    今まで出てくる組織、企業、国家すべてを敵に回してきたコートだが、本作ラストでは協力できそうな機関が出現。果たしてこの後どういう風に絡んでくるのか非常に楽しみである。

  • 暗殺者グレイマンシリーズ4作目
    今回はCIAが委託している民間の暗殺部隊の一匹狼であるデッドアイという工作員が立ちはだかる。

    この男が出てきた時、グレイマンと同じ訓練を受けているため主人公の行動パターンが読める。
    出てきた時「厄介なヤツきたなぁ〜」
    と思ったけど、読むにつれて厄介度は増すばかり…
    一歩間違えば主人公もこうなっていた"かも"しれない敵パターン

    「俺はお前と同じだ」という割に民間企業に所属してるためバックアップも手厚く、グレイマンの地味に質素な隠密行動との差が描かれていてちょっと笑った。

    「暗殺者の正義」あたりでほかの読者さんが言ってたけど、やっぱり北上次郎さんの熱量ほどではないかな。
    「無駄な殺戮」確かにCIA目線で行くと結局アメリカの資産がマッチポンプしてるだけと言えばだけ…なんだけどたまに読むとめちゃくちゃ面白いんですよベタで、ジェントリーが凄腕の割に弱くてコントかって思うくらいの場面も良い。
    困難な状況の連続、なのにめげないでだいたい満身創痍でラストまで転がる感じがたまらない。

  • 不死身です。

  • コートがグレイマンになった経緯が、ずっと謎だった訳ですが、この作品で、その謎の解決に一歩前進した様ですね。

    こう言う超人的な能力を見せるはぐれ者の人物のシリーズモノは、得てして、主人公がはぐれ者になった経緯を記すよりも、派手なアクションばかり続けがちですが、このシリーズはどうやら違う様です。

    それと、“世界中の主だった”情報機関に狙われると言う事になっていますが、ここでは、世界最強の異名を取る情報機関には最終的に狙われることはなくなり、逆に協力を得られると言う事にもなっています。

    グレイマン誕生の謎が、そろそろ明かされそうです。何と無くはわかって来ていますが。

  • 暗殺者の復讐。暗殺者による復讐劇が敵味方入り乱れながら繰り広げられる。フィクションなのだけれど、もしかしたら現実世界にあり得るノンフィクションなのかもと思えるようなお話。楽しい。グレイマンシリーズ、ほかにも読んでみようと思います。

  • 本作品では、グレーマンらしく、あまり人に見つからずに作戦を遂行する。作戦といっても、ほぼ個人的な作戦なのだが。人目につかない展開なので、なかなか主人公のコートランド・ジェントリー(グレーマン)がピンチに陥ることもなく終盤まで行く。もちろん最後には息が止まるほどのハラハラドキドキのアクションが待っている。もちろん無敵のジェントリーは健在。このような感じだが、中弛みもなく最初から最後まで緊張感を持って楽しませてくれる。冒険小説の典型で誰にでもお奨めできる。本作品もこれまでのシリーズと同様に爽快だ。

  • 回を追うごとに良くなってきている。ドローンに追い立てられてグレイマンがあぶり出されていく。頑張れグレイマン

  • 暗殺者グレイマンシリーズの第四作目。
    今度の舞台は北部ヨーロッパが中心となる。
    今回は銃を撃ちまくる乱戦はほとんどなく、諜報戦がメインで敵も今までみたいに特殊部隊チームや兵士の大群ではなくて、主人公と同レベルの知力と戦闘能力を持つものという異色の設定。
    シリーズを通した陰謀のストーリーも明らかになり始め、次回作が楽しみ

  • 冷静沈着だけではないグレイマンの感情が現れる部分が、よりストーリーを魅力的にしている。
    このシリーズは順番にこだわらず適当に読んできたのだが、初めて次作が気になった。ただし、すでに読了してる可能性ありなので、ブクログで調べよう。

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