超人幻想 神化三六年 (ハヤカワ文庫 JA ア 6-2)

著者 :
制作 : 原作=BONES・會川 昇 
  • 早川書房
3.81
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本棚登録 : 129
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150312053

作品紹介・あらすじ

元号が昭和ではなく神化と定められた日本。そこには人間以上の力をもつスーパーヒーロー「超人」が存在した。アニメの脚本家自らが執筆した前日譚。

感想・レビュー・書評

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  • あとがきによると、アニメの番外編みたいな位置づけらしいが、観た事がない。それでも独立した小説として、謎解きを楽しめました。

  • 『コンレボ』前日譚。超人があたりまえのようにいるもう一つの「昭和史」。
    この人の作品は、描かれていない所まで細にわたって設定が決められていて、そこから物語に必要な部分だけを書いているなー、という印象を毎回受けるのですよね。(たぶん、ここに描かれてないが、こんなことが…!と考察したくなる系ですな)
    『超人』というものをただのスーパーヒーローで終わらせず、人間臭いところもある存在としたところが良いです。そして、今作では「時間移動」能力を利用して「未来が書き換えられる」状況を利用した知恵比べの様な展開、楽しめましたw
    アニメ2期がこれから始まりますが、その前に読み終われて良かった良かった。

  • 2020/1/24購入

  • タイトルからしたら
    超人がすごく出てくるのを予想するし
    アニメとか見てた人ならなおさらだろうに
    中身は地味な1エピソードといった感じ
    面白く無いわけでは無いのだけど
    誰かにオススメするような本ではなかった。

  • 制作意図には深く共感するのだけれども、伝奇であれば実在の人名を出すか(辻真先etc.)クロスオーバーなら既存の作品名を出すか(快傑ハリマオetc.)しないと、すごく薄味で重みのない作品になってしまう。存命の人物や遺族、版権の切れてないIPも多いだろうから難しいのはわかるんだが……、なんとももどかしい。アニメ版はパスでいいかなあ。

  • この本の表紙と題がかっこよかったので読んでみた。超人幻想ってイメージからバンバン超人が現れるのかと思いきや、さほどのことはない展開に期待を裏切られる。

  • すべては不確定性にあふれている?昭和史に詳しくない人でも、SFミステリーとしては楽しめるかと。

  • 兵馬さんのあの台詞の真相が明らかになる。
    アニメでは飄々としてばかりいる人だったけど、この小説でキャラとしての深みが増した。

    超人だから超人であることを否定する爾朗と、超人じゃないから超人に憧れる兵馬。

    http://concreterevolutio.com/

    『幻の東京オリンピックとその時代』
    『幻の東京オリンピック』
    『オリンピック・シティ 東京』
    『1960年代の東京』
    『よみがえる東京』
    『日本の黒い霧』
    『20世紀年表』
    『二・二六事件全検証』
    『二・二六事件の幻影』

  • アニメのコンレボ先行でしたが、小説単体でも充分面白いです。
    前日譚ということだけど、著者ご本人もジャンルはミステリかSFかなんなのか…と言っているように、大変さまざまな要素で作り上げられた深みのある物語。
    昭和偽史もの……でもあるのかな。
    あったかもしれないもうひとつの昭和30年代……神化36年のテレビ局を舞台にした懐かしさと、時間遡行というSF要素。
    超人(異能)ものとしても面白かった。
    非の打ち所のない、パーフェクトに好みの物語でした。

  • 流行の超人モノとはアプローチが一線を画してる

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