- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150312053
作品紹介・あらすじ
元号が昭和ではなく神化と定められた日本。そこには人間以上の力をもつスーパーヒーロー「超人」が存在した。アニメの脚本家自らが執筆した前日譚。
感想・レビュー・書評
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あとがきによると、アニメの番外編みたいな位置づけらしいが、観た事がない。それでも独立した小説として、謎解きを楽しめました。
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『コンレボ』前日譚。超人があたりまえのようにいるもう一つの「昭和史」。
この人の作品は、描かれていない所まで細にわたって設定が決められていて、そこから物語に必要な部分だけを書いているなー、という印象を毎回受けるのですよね。(たぶん、ここに描かれてないが、こんなことが…!と考察したくなる系ですな)
『超人』というものをただのスーパーヒーローで終わらせず、人間臭いところもある存在としたところが良いです。そして、今作では「時間移動」能力を利用して「未来が書き換えられる」状況を利用した知恵比べの様な展開、楽しめましたw
アニメ2期がこれから始まりますが、その前に読み終われて良かった良かった。 -
2020/1/24購入
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タイトルからしたら
超人がすごく出てくるのを予想するし
アニメとか見てた人ならなおさらだろうに
中身は地味な1エピソードといった感じ
面白く無いわけでは無いのだけど
誰かにオススメするような本ではなかった。 -
制作意図には深く共感するのだけれども、伝奇であれば実在の人名を出すか(辻真先etc.)クロスオーバーなら既存の作品名を出すか(快傑ハリマオetc.)しないと、すごく薄味で重みのない作品になってしまう。存命の人物や遺族、版権の切れてないIPも多いだろうから難しいのはわかるんだが……、なんとももどかしい。アニメ版はパスでいいかなあ。
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この本の表紙と題がかっこよかったので読んでみた。超人幻想ってイメージからバンバン超人が現れるのかと思いきや、さほどのことはない展開に期待を裏切られる。
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すべては不確定性にあふれている?昭和史に詳しくない人でも、SFミステリーとしては楽しめるかと。
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兵馬さんのあの台詞の真相が明らかになる。
アニメでは飄々としてばかりいる人だったけど、この小説でキャラとしての深みが増した。
超人だから超人であることを否定する爾朗と、超人じゃないから超人に憧れる兵馬。
http://concreterevolutio.com/
『幻の東京オリンピックとその時代』
『幻の東京オリンピック』
『オリンピック・シティ 東京』
『1960年代の東京』
『よみがえる東京』
『日本の黒い霧』
『20世紀年表』
『二・二六事件全検証』
『二・二六事件の幻影』 -
アニメのコンレボ先行でしたが、小説単体でも充分面白いです。
前日譚ということだけど、著者ご本人もジャンルはミステリかSFかなんなのか…と言っているように、大変さまざまな要素で作り上げられた深みのある物語。
昭和偽史もの……でもあるのかな。
あったかもしれないもうひとつの昭和30年代……神化36年のテレビ局を舞台にした懐かしさと、時間遡行というSF要素。
超人(異能)ものとしても面白かった。
非の打ち所のない、パーフェクトに好みの物語でした。 -
流行の超人モノとはアプローチが一線を画してる