ジョン、全裸連盟へ行く: John & Sherlock Casebook 1 (ハヤカワ文庫 JA キ 9-1 John&Sherlock Caseb)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 354
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311681

作品紹介・あらすじ

現代ロンドン。軍医ジョン・ワトソンとシャーロック・ホームズの名コンビが活躍する全6篇収録の冒険譚登場

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった❗️
    ほかのかたのレビューにもあるように、ドラマ「SHERLOCK」のパスティーシュ短編集でした。知らずに読んだけどすぐにあれ⁇似てる⁇と思いました。ドラマの脚本かと思うほどよく描けていてとてもおもしろかったです☆ドラマを見てるかたならぜひぜひオススメしたいです。
    お気に入りは題名にもなっている、ジョン、全裸連盟へ行く、ですね☆欧米あたりには本当にそんな連盟がありそう(笑)いやー大当たりの作品でした

  • 2019/12/24
    BBC版シャーロックにドハマりで調べまわったらこんな本を見つけた。
    あまりにいい出来で私の脳内ではこれが正式な彼らの歴史として刻まれそうです。
    なるほど象がおったってそういうことですか、と。
    実際ドラマの新作はもうほぼ期待できないのだし、この調子で私の未来の空虚を北原さんが埋めてくれたらいいのに。
    巨大な敵と対峙して彼らを取り巻く環境が大きく変わるシリアスな回より、日常の一コマのような軽い物語が続いてくれる方がうれしい。
    このシリーズがじゃんじゃん続くと願ったりかなったりなんだけどなぁ。

  • 北原尚彦先生がSHERLOCKにインスパイアされて書かれたという現代版ホームズのパスティーシュ。タイトルが尖ってるけど、そのインパクトに負けず内容も面白くて笑いながら読んでしまう。文章も読みやすいのでサクサク読めた。北原先生のギャグセンスめちゃ好きだなって思ったから、このシリーズ長く続けてほしいな。なんか一気に読むの勿体なくてちまちま読んでたけどほんと面白かった。好き

  • BBCドラマ「SHERLOCK」のパスティーシュノベル短編集。キャラクターはすでにドラマ版でできているので、あとはもういろいろと動かしちゃえ!みたいな。タイトル作が一番面白かったです。いいねぇ、全裸。

  • 気に入っていた「SHERLOCK」のパスティーシュ。原典にも「SHERLOCK」にも愛情が感じられて、おもしろかった。あまりパロディやパスティーシュを読んだことがないけど、いいのを探して読んでみようかな。

  • BBCのドラマ「シャーロック」にインスパイアされた現代版シャーロックホームズのパスティーシュ全6篇。1話が短いので読みやすく面白かった。ドラマはシーズン2しか見れてないんだよなー。NHKでまたやってくれないかなー。いちいち見た目で推理してみせるホームズは嫌な奴にしか見えないけど、ジョンワトソンの素朴さが光る。全裸同盟は面白かった。こんなんほんとにあってもおかしくないよな。現代ならではの犯罪だ。最後の話だけ、象の鼻ってそんなに長いの?先だけ動かせるの?と思うけど。表紙もおしゃれ。

  • 再読
    BBC版SHERLOCKのパスティーシュを書かれるとは思わなかったから出た当初は驚いた
    こちらも間違いのない面白さ

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  • 「北原尚彦」の短篇ミステリ作品集『ジョン、全裸連盟へ行く──John & Sherlock Casebook 1』を読みました。
    「アンソニー・ホロヴィッツ」、「グレアム・ムーア」の作品に続き、名探偵「シャーロック・ホームズ」関連の作品です。

    -----story-------------
    注目のキャラクター小説、同時刊行

    コンサルティング探偵「シャーロック・ホームズ」の相棒の医師「ジョン・ワトソン」は、今日も「シャーロック」が依頼人の素性を一瞥で当てるのを小気味よく見ていた。
    裸にこだわりのある依頼人は秘密クラブ『全裸連盟』から退会告知を受けた原因を調べてほしいという。
    興味をもったらしい「シャーロック」は、だが次の瞬間言った。
    「頼んだぞ、「ジョン」」……21世紀を駆ける名探偵と相棒の活躍を描く、現代版「ホームズ」・パスティーシュ全6篇。
    -----------------------

    2012年(平成24年)から2014年(平成26年)に早川書房が発行する『ミステリ・マガジン』に掲載された作品5篇に書き下ろし1篇を加えた短篇集、、、

    現代のロンドンを舞台に軍医「ジョン・ワトソン」と「シャーロック・ホームズ」の名コンビが活躍する全6篇が収録された作品です。

     ■ジョンの推理法修行
      How John Learned the Trick
     ■ジョン、全裸連盟に行く
      The Stark Naked League
     ■ジョンと人生のねじれた女
      The Woman with the Twisted Life
     ■ジョンと美人サイクリスト
      The Shapely Cyclist
     ■ジョン、三恐怖館へ行く
      The Three Terribles
     ■ジョンとまだらの綱
      The Speckled Rope
     ■著者あとがき

    舞台を現代に移し、「ベネディクト・カンバーバッチ」と「マーティン・フリーマン」主演のBBCドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』シリーズにインスパイアされた現代物「ホームズ」・パスティーシュ… 6篇とも面白かったですねー 

    元ネタは、『ワトソンの推理法修行』、『赤毛連盟、『唇のねじれた男』、『美しき自転車乗り』、『三破風館』、『まだらの紐』の6篇ですが、原作を知らなくても愉しめるし、知っていればさらに愉しめる… そんな作品群でした。


    そんな中でも、

    「ホームズ」の推理に振り回されて、「ワトソン」は目の前の犯人に気がつかない『ジョンの推理法修行』、

    「ワトソン」の全裸が公開されてしまった『ジョン、全裸連盟に行く』、

    まさかあの三人が… という展開が見事な『ジョンと人生のねじれた女』、

    日本の大発明のペンが引き金になった『ジョン、三恐怖館へ行く』、

    の4篇が印象的でしたね… ホントに愉しめました♪

  • BCC版シャーロック!!!こちらも上手いパスティーシュ。全裸同盟で裸を見られていたジョン、その後ストーカーにあうとか割と災難…。BCC版シャーロックもうっすらとしか見ていなかったけれど、十分楽しめた。トリックとして消えるボールペンが出てくるとは思わなかったよ…。

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著者プロフィール

1962年、東京都生まれ。青山学院大学理工学部物理学科卒。作家、評論家、翻訳家。日本推理作家協会員、日本古典SF研究会会長。〈本の雑誌〉ほかで古書関係の研究記事を長年にわたり執筆。主要著書に『首吊少女亭』(出版芸術社)、『シャーロック・ホームズ万華鏡』(本の雑誌社)、『奇天烈! 古本漂流記』(筑摩書房)など。主な訳書に〈ドイル傑作集〉全5巻(共編・共訳、創元推理文庫)、A・A・ミルン他『シャーロック・ホームズの栄冠』(論創社)ほか。

「2023年 『名探偵ホームズとワトソン少年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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