蒼穹のファフナー ADOLESCENCE (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-16)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 380
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310967

作品紹介・あらすじ

あなたはそこにいますか-謎の問いかけとともに襲来した敵フェストゥムによって、竜宮島の偽りの平和は破られた。島の真実が明かされるとき、真壁一騎は人型巨大兵器ファフナーに乗る-。シリーズ構成、脚本を手がけた人気テレビアニメを、冲方丁自らがノベライズ。一騎、総士、真矢、翔子それぞれの無垢なる"青春"の終わりを描く。さらにスペシャル版「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」のシナリオを完全収録。

感想・レビュー・書評

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  • アニメは観ていない。この小説だけの感想だからアニメ版の雰囲気とは違うかもしれない。少しエヴァと近しいものがあるように感じた。敵が正体不明、パイロットは子供、敵が絶対の防壁を持っている、それを浸食して攻撃する、敵と同化する危険がある、などなど。エヴァほどの外連味はないように感じた。機会があればアニメ版も観てみたい。

    • 青格子さん
      私はこのアニメから冲方丁にハマりました。これだけはアニメが親なので、アニメの方が好きです。是非観てください。
      私はこのアニメから冲方丁にハマりました。これだけはアニメが親なので、アニメの方が好きです。是非観てください。
      2023/05/12
  • 電撃文庫版を加筆修正した本編と、「RIGHT OF LEFT」脚本を収録。こちらはカラー口絵と挿絵なし。
    小説版の一騎は孤独だなあと改めて思った。総士も真矢もいるんだけれど、甲洋と翔子が一騎にとってアニメよりも大きな存在として描かれているので、一騎が受ける傷もまた深くなる。ROLで剣司や衛と仲良く(?)しているのが一層微笑ましい。
    ROLの内容は映像が脳裏によみがえり切なかった…。
    冲方さんが後書きに書かれているとおり、幸福を願う少年少女たちの不滅の精神の物語。

  • 一輝の暗い海を回想するところが一番好き。
    冲方さんの、渦巻く感情の描写やフェストュムやファフナーの描かれ方とか、心臓を握られているよう。

  • 冲方先生,興味はあったけれど読んだことがなかった.読み切りなのでまずはお試しで読んでみることとする.

  • 卒業が何を意味するのか、外界にはなにがいたのかがガラッと変わる
    つらーい

  • ROLの脚本(シナリオ)付き。

  • L計画については思い返すだけでも気が重い…シナリオの形でも映像と音声が甦ってきて堪えきれなくなった。
    アニメの続編or劇場版がまた出ることを切に望む

  • アニメのノベライズ、という印象で読むのはやめたほうがいい良作。
    展開は若干アニメと違うし、それでもってキャラクターの心情が丁寧に描かれている。主要キャラクターは五人程度だが、描写を考えると逆にそれが順当。
    特に恋愛面での一騎・甲洋・翔子と、精神面での一騎・総士・真矢の構図もまた良し。真矢の観察力などが発揮されているのを見ると、名は体をあらわすとはまさにこのことで。それにしても咲良は美少女…だったんですね…。
    RoLも台本形式とはいえ補完されているので十分です。

  • Exodusが昨日最終回を迎えて、一期のBlu-rayの見直し中に読んだ。思ったより扱う話が少ないのね。
    ファフナーはまたタイミングがあえば、続編を作ってくれるのでしょうと勝手に思ってる。

  • アニメのノベライズというよりは冲方版ファフナーといった感じ。
    序盤、島の日常が終わって戦時に移行するところと、一騎を中心とした子どもたちの心理描写大変丁寧に描かれていて、アニメとは異なる展開だけども面白く読んだ。
    このまま全編書いてほしいけれどそれはさすがに無理か。

    同時収録されたスペシャル版のシナリオもせつない。

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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