聖騎士スパーホーク (ハヤカワ文庫 FT エ 1-44 タムール記 1)
- 早川書房 (2007年1月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150204334
感想・レビュー・書評
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エレニア記の次はタムール記です☆
①聖騎士スパーホーク ②炎の天蓋 ③青き薔薇の魔石
④暗黒の魔術師 ⑤冥界の魔戦士 ⑥天と地の戦い
の6冊で物語は完結します。
今回はイオシア大陸のお隣、ダレシア大陸に位置するタムール帝国が舞台。
ここでやっぱり神々と戦っちゃう、スパーホークのお話です。
バカ殿のふりで、暗殺されるのを防いでいたタムール皇帝サラビアン・12人の妃のうち、もっとも奔放な半裸の美女エリスーン・光る民デルフィの次期指導者ザネティア・トロールの神官ブロク・トロールの殺す神グオーグ・トロールの火の神クワジュ・黒幕の魔術師ザラスタ・その息子スカーパ・仇敵クレイガー・シルゲイ人の神シルゴン・よみがえった古き神クレェル。
またまた個性的な人物(一部神様)が登場。
私の一押しはトロールのブロクくんです!
なかなか論理的かつ簡潔な考え方の持ち主で、好感の持てるトロールくんですよ。
友情をはぐくめても、人間の下半身(食べかけ)はいりませんけどね。
この6冊で、それぞれ気になっていた恋の行方がはっきりしたので一安心です。
アリーンはカルテンでホントにいいの?とか思っちゃったりもしますが、まぁいいでしょう。
ストラゲンとメリデールはお金大好きコンビでお似合いですね(笑)
スパーホークも、アナーカとして偉大な力を得たのに、あっさり返しちゃうところが憎いですね。
本当に必要なものだけ手の中にあればいいんですよ、かっこいいなぁ。
まさにあるべきところにみな落ちついた、という感じで円満に終わりを迎えられましたね。
ほっと胸をなでおろして、ページを閉じました♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったです。会話部分が特に。種族の違い、文化の違いが会話に出ていて、それがとても楽しかったー。けど、時々ものすごい表現があるので、それがちょっときついかな、と。さらっと描いてあるので「ふーん・・・ん?」と、気づくのがちょっと遅れたり。それ以外は本当に面白かった!
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エレニア記の続編。
愛する奥方、女王様が敵にさらわれてしまう話は、どこかで見たような設定ですが(笑)、内容がおもしろいので気になりません。お約束もばっちりです。 -
2008.01.22
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おっさん騎士スパーホーク、エレニア記の続編です。
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エレニア記の続編にあたる物語。世界の各地で伝説の英雄が生き返り、国を導くという怪しい噂が起こり始める。
再び立ち上がったスパーホーク一行は、タムール帝国へと向かうが…
エレニア記よりもより抽象的な雰囲気で、なんでもかんでも神に結び付けて考えるところなど正直ファンタジーの域を超えてよく分からない…。私などの頭では理解が追いつきません。